2019.07.13 03:13みんな変わってる 2019.7.6 先日、お世話になっている某料理雑誌の編集長がテレビ番組に出た。食いしん坊と名乗る氏は、冷やし中華の麺の味を確かめるため、あえて辛子をつけずに一口。 そのシーンに、「いちいちそんなことを考えながら食べるのか」と驚かれた人がいて、そうか、それはやっぱり当たり前ではなかったのかと痛感した。 自分も含め、私の周りは、そんなどうでもいいことを真剣に考えている人だらけだ。 ある同業者は、とんかつの最初の一口は左から三切れ目が最良との結論を導き出した。 ある焼肉好きは、網の上の肉を一秒も同じ場所に置かない。絶えず動かし、肉に当たる網の温度を一定に保つのだと言う。「肉は焼いても火傷させない。肉自身が焼かれたことにも気づかないうちに火を通す」なんていう、両親が聞いたら...
2019.07.08 01:03書評『不肖の娘でも』ソトコト8月号古書と洋書と新刊書籍を扱う書店「451BOOKS」店主、根木慶太郎さんによる『ソトコト』での連載、「リトルプレスから始まる旅」にて、『不肖の娘でも』をご紹介いただきました。こんなふうに本を味わってくださるんだなと、ありがたく、感慨深く。根木さんの文章は、本を書いた本人も気づかなかった世界へと連れて行ってくれました。地域との「関わり」をテーマにした本誌特集も魅力的。ぜひ書店でどうぞ。
2019.07.05 10:32都立大学の町鮨「新田中」「みんなの町鮨」第六貫は、5年以上担当してくれている美容師さんと、都立大学駅の「すし処 新田中」。地元支持率98%(イカワ調べ)。こんなライブ会場みたいな熱気、メリーゴーラウンド状態でお客が入れ替わるお鮨屋です。食べ放題70分一本勝負。この店において、私は初めて(おなかが)「苦しい」と「楽しい」はイコールになるという体験をしました。そして、またしても新手の注文技が登場。第二貫では瀬尾幸子さんの「青いやつ全部」、西荻紳士の「真ん中の段全部」。第三貫ではハヤシコウさんの謎の合言葉「いってんご」。そして今回は・・・「どういうものが好きなの?」「コリコリです!」お鮨って自由でいいんだなぁ。ほんとに。