2023.03.23 07:10ku:nel 愛用品を紹介しました。愛用品の特集号で、「日用品」と「味の名品」を紹介しています。ガチで使っているものばかりです。アンケートをいただいて、回答して思ったのは私という人間の偏りっぷり。アロマグッズとかコスメ、ファッション系はほぼ沈黙、家の部品、文房具、食に関しては語りまくっていました。誌面で紹介されなかったものの一つに、S字フックがあります。私、S字フック大好物なんです。
2023.02.01 12:54温もる、洋食。BRUTUSの「温もる、洋食。」にて、愛する「ランチョン」@神保町と、クロニクル座談会のページを担当しております。書かせてもらったから言うわけではないけれど、かつてBRUTUSには記念碑的な号がいくつもありました。これもまた、「洋食」において金字塔を打ち立ててくれた一冊!だと思っています。
2023.01.07 12:09世界「コロナ禍は日本をどう変えた?」飲食の世界について書きました。「やるべきことでなく、やった方がいいことはしよう」という店主の言葉が心に残ってます。やらなくてもいいんだけど、やったほうがきっといいこと。
2023.01.04 14:09あんこか、カスタードか。BRUTUSのムック『あんこか、カスタードか。』以前、カスタード特集で取材執筆した「もりかげ商店」が函館に移住されたので、あらたに「今」の森影里美さんを取材しました。素材の生まれる場所に近くなるほど、おいしくするという作為が不要になるのでしょうか。東京に住んでいた頃の味とは違う、「函館版カスタードチーズプリン」ができそうです。
2022.12.26 06:26新・あまから手帖 路地裏のジェノヴァ1984年に創刊した、関西の老舗料理誌『あまから手帖』がリニューアル。この2023年1月号から、編集長は元『dancyu』編集長の江部拓弥さん、デザインは白い立体のチームになりました。思わず声が出るほどカッコいい、美しい表紙。〆切山脈を登頂中だというのに、手に取らずにはいられないし、取ったらページをめくらずにいられない、めくったら次のページもめくらずにいられない。雑誌っておもしろい!っていう気持ちの塊が、「うぉー!」という鳴き声みたいになって心の底から湧き上がりました。「1」のシンプルな数字は1月号、でも江部号の第1号でもあるような。「1」に参加できて光栄です。私はイタリア料理店「ラ・ランテルナ・ディ・ジェノバ」、路地裏のジェノヴァを書いています。
2022.09.07 13:33いいお店のつくり方 保存版 インセクツいいお店のつくり方。タイトルも中身も外連味のない、いい本だなぁ。いつもおもしろいこと考える出版社、インセクツが「いい」とピンときたあらゆるジャンルのお店を2016年/2017年に取材した記事。に加えて、同じ店を2022年にも取材した定点観測。その間にはコロナ禍もあって、店を「つくる」だけでなく「つづける」ことについて考える本になっていました。吉本ばななさんとともに、すごくすごく光栄だけど、なぜ私?と編集長に訊かずにはいられなかったけど、いいお店についてのエッセイを寄稿しています。タイトルは「迎える、迎えられる」。(謹呈がやけにうれしい)
2022.05.21 04:31RED U-35 応援メッセージ「これからの料理人」RED U-35(RYORININ's EMERGING DREAM U-35)とは、35歳以下の料理人によるコンペティションです。今回から審査員長に狐野扶実子氏が就任し、新たな審査員団となったそうです。時代のスピーディな変化とともに、料理人の定義、在り方、自身の生き方もどんどん変わっています。その中で、この大会が待っている人物は「時代を切り開く食のクリエイター」。このスピリットを応援する一人として、メッセージを書きました。飲食業界では人材不足が深刻化していますが、飲食業は、人を喜ばせることができる仕事。食とは、人が人らしく生きるうえでの幸せの一つです。そういう誇りを持って働く大人たちがいる、という心強さを持って飲食の大海に飛び込んで欲しい。で、今の時...
2022.05.14 03:13一度は食べに行きたい名店の味『おとなの週末』のお仕事は、もしかしたら初めてかもしれません。一冊「街イタリアン」特集ですが、尊敬する編集者からのお声がけで、イタリアンの「一度は食べに行きたい名店の味」の3店を書いています。「ヴォーロ・コズィ」「オストゥ」「ロッツォシチリア」。すべて『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』(文藝春秋)にもご登場いただいたお店ですが、選んだのは私ではなく、じつは編集者です。お店が決まって、私に依頼が来た、という順番。このお店ならイカワさん、と考えてくれたということで、書き手としては冥利に尽きます。●●産の食材とか有名店で修業したシェフといったスペックではなく、修業して店を開いて10年以上。長い時間の先に拓ける味、レシピの行間にある深い味、...
2021.11.22 05:35心に響く、大人の読書案内。初『クウネル』です。今回の号は、本と映画があれば人生は楽しい!という特集。私は本のほうを担当。「今こそ読みたい、名作リスト 心に響く、大人の読書案内。」で、NHKの「100分 de 名著」にちなみ、長く読み継がれる名作を2つ紹介しています。志賀直哉と横光利一。真逆のタイプですが、じつはどちらもゼミの研究課題でした。
2021.08.10 07:32喉は渇いている。 エッセイ夏のBRUTUS、ビール特集「ビールについて語らせろ!」では、私も吠えるように語っています。特集最後のエッセイを書きました。タイトルは「喉は渇いている。」これまでさんざん仕事を休み、家族を巻き込み、旅して飲んで。そんなビールの遍歴が役に立つ時がきました(涙)。制作中に緊急事態宣言が発令され、再び酒類提供の禁止も要請となり、提出済みだったエッセイ原稿は最後を書き直しています。祈りを込めた最終行です。