2020.07.23 08:54カンテサンス 岸田周三シェフ新しい連載が始まりました。小学館『story box』の「おいしいのバトン」といいます。文芸誌で、その料理人の今をつくってきた「これまで」の話を訊くという趣旨。文学の好きな読者に料理人の話を伝えるっておもしろそうだな、とお引き受けしました。もう一人のライターさんと代わりばんこの担当で、私の初回は、「レストラン カンテサンス」岸田周三シェフです。昨年のドラマ『グランメゾン東京』(TBS)での料理監修もされましたね。あの時期、取材などでお会いしたいろんなシェフが、少年のような夢中さでドラマのことを語っていました。同業なのにみんな素直に楽しんでいる、「料理が好き」っていう気持ちをあらためてかき回される何かがあったみたい。その理由の一つが、圧倒的な存在感を持っ...