vol.37 刷り上がりました。

雨の朝、刷り上がった『変わらない店 僕らが尊敬する昭和 東京編』が河出書房新社から届きました。

デザイナー菅渉宇さんの宇宙!ですね。茶人でもある彼らしい、一歩引いた品、しかし強い品格を感じる美しい本をつくってくれました。

落ち着いているけど、どこかふわっと新しい、気持ちいい風が吹く感じ。(枯れてるのに実は若い菅さんとダブります)

表紙の帯は赤坂「天茂」のカウンター。天ぷら職人になった娘と母を、亡き父が店そのものとなって見守っている、そんな昭和の店です。撮影は写真家・キッチンミノルくん。本書では最も多く撮影してくれました。

ページをめくると原宿「重よし」のきりっとした利休箸から始まります。こちらの写真は松園多聞さん。ほかに高橋宗正さん、たださん、全部で4名の写真家が昭和の店を撮ってくれています。

もうすぐ取材先のみなさまのところにも届きますが、私がお礼状を書くのを待っての発送。昨日1日がかりで56軒+ちょっと全部書き上げたので、あと少しで届きます。

(最後のほうは手がヘロヘロで、乱筆お許しください)

書店の店頭には早ければ20日、遅くても25日には並ぶと思われます。