雑誌『おとなの週末』の連載、「女将のいる場所」。
今回は、奥渋と呼ばれるエリアで、東日本大震災の18日後に開店した「SAjiYA(さじや)」の池上ひさかさんです。今回もぜひ、紙の誌面で大森克己さんの写真をご覧いただきたい。
私はこの連載を通してさまざまな女将に出会っていますが、それは読者に何かを伝えたいためではなく、じつは自分のためです。
自分に欠けているもの、知り得なかったこと、遠くにあって憧れていた存在。
それらへ、仕事にかこつけてお近づきになっている感じです。
彼女たちの奥にあるものには、仕事でなければ近づけませんから。
お話を訊いても、そうやすやすとは近づけないんですけどね。でも、ちょっとだけでも。
なんてもじもじしている取材者をすーっと通り越して、いつの間にか近づいているどころか迫っている写真家には、いつも嫉妬と羨望を感じます。
0コメント