2023.09.06 02:48dancyu 特集と連載今月のdancyuでは、連載「東京で十年。」のほか、特集・一生食べ続けたい「ひと皿」でも書かせてもらっています。99人が語る、それぞれの「ひと皿」は特別な思いに満ちていて、「ひと皿」を考えることは、食べてきた人生、生かされてきた人生を振り返ることだったのだろうなと、伝わってきます。ページをめくっいくうちに、〝一生食べ続けたい「ひと皿」〟が〝これがあれば、大丈夫〟という響きにも聞こえてきましたよ。ちなみに私の「ひと皿」は、ビッレリア・ルッポロのトピナンブールの素揚げです。一生なので、「これから」に思いを馳せてみました。連載「東京で十年。」は、「オトナノイザカヤ中戸川」です。10年前、イタリア料理の人が居酒屋をつくるってどういうこと?という取材が多々あって...
2023.08.07 01:48ルブトン dancyu 東京で十年。オープンしたての頃から、路地裏にそこだけ灯りが漏れていて、楽しそうだなぁと思っていた「ルブトン」。いつかお話を聞いてみたかった杉山将章シェフに、念願叶って取材できました。どうしてこの店に人が集まるのか(お客さんも同業者もスタッフも)、その理由がみなさんに伝わりましたら幸いです。ちなみにタイトル「できるんだったら したほうがいい」は、私も座右の銘です。といっても私の場合はすぐさぼるから、自分のお尻を叩くための言葉だけど、杉山さんは迷わず体が動いてる。そこだよね。#dancyu #東京で十年 #ルブトン
2023.07.06 06:40バー ベンフィディック dancyu「東京で十年。」dancyuで連載中の「東京で十年。」、カレー特集の8月号は「バー ベンフィディック」です。西新宿というカオスな街で十年。今や世界中からバー好きがやってくる店ですが、どこから、どうしてこうなった?彼らが訪れる理由は?昼の畑と夜のバーを行ったり来たりの店主、鹿山さんは、だからバーテンダーなのに日焼けしています。世界とかランキングとか抜きに、ハーブマニア、アブサンマニア、辺境の酒マニアで、最終地点は生涯現役。彼の話を聞きながら、いつしか朝ドラ『らんまん』の槙野万太郎に見えてきました。
2023.06.15 10:31YouTube implicito ITALIAN WINE INDEX 第1弾インプリチトのYouTube番組「implicito ITALIAN WINE INDEX」で、『東京で十年。 店をもつこと、続けること」(プレジデント社)の特集をしてくれました。メンバーは、本書に登場してくれたこの方々。「トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ」の阿部 之彦さん「オストゥ」の宮根 正人さんそしてホストの「バール・エ・エノテカ インプリチト」の松永聡さん全3回の、まずは第1弾。
2023.06.15 09:13エノテカ・アリーチェ dancyu 東京で十年。dancyuの連載「東京で十年。」今回は、イタリアワインと食材の店「エノテカ・アリーチェ」@練馬です。店主の矢立泰介さんはなんでもすぐやる課の人で、なんでも任せておけば安心の兄貴分体質。10年程前の初取材でも、人の1.5倍速で生きているような印象でした。もう少しで10年、「東京で十年。」で取材させてもらいたいと考えていた時、脳梗塞で倒れたと知らせを受けたんです。で、祈るような気持ちで待ちました。11年になったら、取材の対象外になってしまう。そんなこっちの都合など矢立さんは知る由もありませんが、祈りが通じたか、脅威のスピードで回復してくれました。以前よりちょっと穏やかな表情で、でも「走り屋」にはあんまり変わりなく。取材後、担当編集者が「人生の壮大な伏線回...
2023.05.11 03:47シカモアこんなマンガだらけのdancyu見たことない!けどマンガで表現される世界はジンジンきますね。今月の連載「東京で十年。」は101回、新たな大台です。世田谷線の一駅、世田谷上町から、秋に大分への移住が決まっている「蕎麦シカモア」。東京は流れる街、通り過ぎる街でもあります。それは悪いことじゃない。子どもが親元を離れて歩き出すように、地元から旅立つ夫妻。独りで(二人で)しっかり歩けるのは、十年、しっかり愛されて強くなれたからこそ。離れても、親戚に会うようにたまには東京へ帰ってらっしゃい。
2023.04.18 03:12『東京で十年。』4月18日発売dancyuの連載「東京で十年。」が書籍化。『東京で十年。 店をもつこと、続けること』(プレジデント社)となりました。dancyuでの連載が始まったのは2014年4月号から。第1回は「オステリア ナカムラ」。料理が好きで好きでというシェフと、気働きの利くマダム、ご夫婦で営むイタリア料理店です。こういう、ささやかな存在でもしっかり愛されて10年経ったお店の話を書きたいと、ずっと考えていました。スクラップ・アンド・ビルドの街、東京で10年続く店は1割ともいわれるなか、10年の場所に立ったとき、彼らは何を思っているのだろう?訊ねてみたくなったのが小さなきっかけです。その頃、さまざまな編集部から求められるのは「新しい店」で、特集記事の候補店探しでも「3年以内の...
2023.04.10 02:53書籍『東京で十年。』予約開始(4月18日発売)dancyuで連載中の「東京で十年。」が、書籍になりました!書籍タイトルは『東京で十年。 店をもつこと、続けること』(プレジデント社)。発売は4月18日ですが、予約は始まっています。長野陽一さんの写真と、井川直子の文。雑誌とはまた違った世界観を味わってみてください。本書では、第1回〜50回までを収録(51回以降のお店のみなさま、待っててね)。
2023.04.06 04:45連載第100回「あめつち」@東京で十年。2014年4月号からスタートした、dancyuの連載「東京で十年。」が今月号で第100回を迎えました。歳月でいうと、ちょうど9周年。これから10年目に突入です。「東京で十年。」が10年となるれるのか?!この記念碑的な第100回は、日本酒と料理の店「あめつち」です。どの駅からも遠く、区役所のいなくなった区役所通りにあり、木造一軒家で女性店主が一人で営むささやかな店。ある酒場の店主は、「あんな不便な場所で十年続けていらっしゃるのは、僕らの希望」と言っていました。当の店主は、今夜も淡々と、7席のためにおひたしを作り、燗をつけます。私もいつものように100回を書き、101回めを迎えたいと思います。
2023.03.06 00:15リ・カーリカ連載の「東京で十年。」は第99回、学芸大学の「リ・カーリカ」です。3人で始めた地下のお店は、姉妹店をポコポコ増やして今や7店舗、社員はおよそ30人のファミリーになっています。小さな店の時代から、代表の堤さんは「飲食業」という大きなくくりで考えていたのですね。この素敵な仕事を「ブラック」で切り捨てられるのは耐えられない。ちゃんと「素敵」ってわかってほしい。そのための壮大な計画を立て、着々と進行する堤さん、人生何周目?
2023.02.06 08:19sansasansaの橋本さんは、ビールを注いでも珈琲を淹れてもなんてピュアなのだろうと思うのですが、音楽もお花も心にひたひたきます。というか、いつも遠いような近いような大切なことを教えてくれる。たぶん本人に教えている意識は0.1%もないだろうけど、私は学んでいます。東京で十年。今月はsansaです。
2023.01.06 12:26ピッツェリア・ジターリア・ダ・フィリッポdancyuの連載「東京で十年」は、練馬区のピッツェリア。経験と夢はあるが資金はない。と言う人にチャンスを与えた場所でした。「ふと、子どもたちはここ練馬区が故郷になるんだなと思った。だったら親として、彼らにどんな故郷を遺せるだろう? 親父の背中、生きるための仕事。点と点とが「故郷」という言葉でつながった。」