2024.07.26 09:44温泉と野菜/デイリーブルータスBRUTUSのウェブマガジン「デイリーブルータス」。「温泉と野菜」3軒のうち、別府と伊豆高原を書いています。野菜って、思った以上にアグレッシブな食材。可能性無限です。
2023.12.02 05:16BRUTUS「おいしい、温泉」別府、湯布院ぬくもる特集、BRUTUSの「おいしい、温泉」で別府、湯布院を担当しています。別府温泉は源泉数・湧出量ともに日本一。なんて知らなかったのですが、今年の秋にプライベートで訪れ、温泉街の楽しさに感動したばかりでした。別府には8つの温泉郷がありますが、今回はJR別府駅まわりの別府地区。コンビニより多い地元の温泉、通称「ジモ泉」と、小さくて素敵な飲食店が混在する夢のような場所です。別府の人は自宅のお風呂に入らないと言われるほど、サンダルつっかけて行ける近所のジモ泉へ、朝起きてそのまんまの寝グセ頭と寝巻きみたいな格好でひとっ風呂。お散歩の途中にひとっ風呂。夜飲みに行く前にひとっ風呂。そこにはいつもの顔があって、たわいないおしゃべりをして。見知らぬ観光客にも話しか...
2023.06.01 02:24BRUTUS特別編集 エッセイ「人生は上々だ」BRUTUS のクラフトビール本が6月1日から発売です。「クラフトビールを語らおう!」ホントに今こそ語りたい、晴れ晴れと、しみじみと、ふわっと語りたい。人を感じるビールが飲める幸せと平和を。なんていう、ちょっと祈りのような気持ちを込めて、巻末でエッセイを書いています。読んで飲んで!
2023.02.01 12:54温もる、洋食。BRUTUSの「温もる、洋食。」にて、愛する「ランチョン」@神保町と、クロニクル座談会のページを担当しております。書かせてもらったから言うわけではないけれど、かつてBRUTUSには記念碑的な号がいくつもありました。これもまた、「洋食」において金字塔を打ち立ててくれた一冊!だと思っています。
2023.01.04 14:09あんこか、カスタードか。BRUTUSのムック『あんこか、カスタードか。』以前、カスタード特集で取材執筆した「もりかげ商店」が函館に移住されたので、あらたに「今」の森影里美さんを取材しました。素材の生まれる場所に近くなるほど、おいしくするという作為が不要になるのでしょうか。東京に住んでいた頃の味とは違う、「函館版カスタードチーズプリン」ができそうです。
2021.08.10 07:32喉は渇いている。 エッセイ夏のBRUTUS、ビール特集「ビールについて語らせろ!」では、私も吠えるように語っています。特集最後のエッセイを書きました。タイトルは「喉は渇いている。」これまでさんざん仕事を休み、家族を巻き込み、旅して飲んで。そんなビールの遍歴が役に立つ時がきました(涙)。制作中に緊急事態宣言が発令され、再び酒類提供の禁止も要請となり、提出済みだったエッセイ原稿は最後を書き直しています。祈りを込めた最終行です。
2021.01.17 06:35もりかげ商店のチーズプリン卵と牛乳がクリームになってしまうカスタードは、どこか童話的な食べものです。単純。だからこそ永遠に記憶の片隅にいて、不意に現れては大の大人を一瞬に子どもへ戻してしまう、魔法のような。BRUTUSの「なにしろカスタード好きなもので。」で、もりかげ商店のチーズプリンを書いています。目黒の古い長屋でときどき店を開けるもりかげ商店と、ゆっくりと静かな喋り方の(印象に反してひょろりと背の高い)森影里美さんは、私に言わせればそれ自体がファンタジー。いつもかりんとうやレーズンサンドなどが並ぶこの焼き菓子屋に、新しく登場したチーズプリンは、彼女が子どもの頃に大好きだった商店街のケーキ屋の味。その物語も、北海道・室蘭という言葉の響きさえもきゅんきゅんしてしまいますが、何よ...
2020.10.02 01:04ビヤホール温故知新BRUTUSの鉄板特集『おいしい酒場』シリーズは個人的に全部持っていました。2011年『おいしい酒場』、2014年『もっと! おいしい酒場』、2019年『ますます! おいしい酒場』ときて、さて2020年の第4弾はどうなるんだろう?と、どんどん!(今の気分じゃないか)とか、しみじみ!(BRUTUSっぽくないか)とか、ひそかにぐるぐる想像していたんです。答は『いつでも!おいしい酒場』。この時代でも、だからこそ、酒場はたぶん〝魂に必要なもの〟(©ジャン=マルク・ブリニョさん)。いつでも迎えてくれる、お酒と場所と人。さすが!いい特集名だなと思いました。さて、その素敵な第4弾に、前回に引き続き今回も参加させていただきました。私の担当は「ビヤホール温故知新」。日本...
2020.08.18 01:39洋服と洋食と。100年つづく仕事の秘密。「ミナ ペルホネン」デザイナーの皆川明さんと、100年つづく仕事について対談しました。皆川さんはご著書『生きる はたらく つくる』(つるとはな)を、私もまた『東京の美しい洋食屋』(エクスナレッジ)を、ほぼ同時期に出版したばかり。とはいえ、皆川さんは創業25周年を迎え、展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」を、昨年の東京都現代美術館に続き、兵庫県立美術館にて開催中(11月8日まで)という忙しさ。普段、お会いできる機会などなさそうなんですけど、BRUTUSが実現してくれました。あと、広報の方がたまたま『不肖の娘でも』(リトルドロップス)を読んでくださっていたという、レア中のレアな偶然!売ってくださった書店さんありがとうございます。洋服と洋食、一見交わら...
2020.07.15 04:23忘れられない朝食の話。コロナを機に、生活リズムが前倒しになったという話をよく聞きます。夜ごはんを早く食べて、さっさと寝て、朝は早く起きる。で、ひとけのない町を歩いたり、ラジオ体操を始めたお洒落美容師さんもいました。朝の時間を楽しもうっていう人が、これからもっと多くなるでしょう。という予感を逃さない、さすがBRUTUS。BRUTUSの朝食特集、「忘れられない朝食」というテーマをいただき、小さなエッセイを書きました。8人の筆者による、それぞれの人生史に残る、極個人的な朝食の話は非常に興味深かったです。私は、天ぷらを揚げすぎた日の翌日に出てくる、天ぷらの煮物について書きました。ほかにコロッケやきりたんぽの翌朝も。こういう、おまけのような翌朝シリーズが好きだったんです。あー、うちも...
2019.08.23 04:16おやつ吞み発売中のBRUTUS「ますます!おいしい酒場」号で、おやつ吞みについてうっとりと語っています。午後三時、ランチでもハッピーアワーでもない、宙ぶらりんな時間に呑む大人のおやつ。お休みの日、特別な予定なんかなくても、掃除が押して何もできなくても、それさえあれば人生上々です。毎日じゃいけませんよ、休日だからいいんです。何年か前から勝手に提唱していたのですが、この度、「BRUTUS」さんが思う存分叫んでいいよと言ってくださり、遠慮なく。あーすっきり、ありがとうございました。みなさんもどうぞ、おやつ吞みのしあわせを。追記:記事をお読みいただけるようになりました。こちらからどうぞ→BRUTUS WEB
2019.05.17 00:40新・日本のイタリアンBRUTUSでのイタリアン特集は、じつに14年ぶりだそうです。前回2005年の表紙は赤いギンガムチェックだったから、本当に日本のイタリアン、変わったなぁ。と実感した素敵な表紙。私は念願の、というか悲願の企画を二つ、成就させてもらいました。一つ目は、イタリアで10年以上修業した料理人の「今」。私が『イタリアに行ってコックになる』の取材をしていた2003年、日本人コックたちの修業年数はだいたい、3年でも長いほうでした。それが5年になり、それ以上になり、ついに10年。もちろん、長ければいいってことじゃありません。知りたいのは、日本人コックの修業が長期化した、その背景に何があったのか。そして彼らは日本に何を持ち帰ったのか?ということです。二つ目は、沖縄のイタリ...