2025.01.11 01:54グリルエフ/つづく店のやさしさデザイナーのナガオカケンメイさん率いるD&DEPARTMENT PROJECTは、「ロングライフデザイン」をテーマに掲げた活動体。長くつづくデザイン、生活道具、場所、そしてお店などを研究し、いいものがいつまでも存在できるように、世の中に伝えつづけています。活動の一つが「ロングライフデザインの会」で、私はこの会員誌『d LONG LIFE DESIGN』のなかで「つづく店のやさしさ」というエッセイを連載をしています。第6回は五反田の洋食店、グリルエフ。〝受け継ぐ、変えない、守る。そういった決意を今、「思考停止」と呼ぶ人たちがいるけれど、変えないことは、実際にはとても難しい。〟(本文より)アグレッシブに「変えない」ための思考を働かせ、磨きつづけては...
2024.12.02 04:20魚竹/d LONG LIFE DESIGN愛された「魚竹」への感謝と敬意を込めて。『d LONG LIFE DESIGN』が「魚竹」のエッセイを特別公開してくれました。この雑誌は、ナガオカケンメイさんが創設したD&DEPARTMENTによる「ロングライフデザインの会」の会員誌。私は「つづく店のやさしさ」という連載をさせてもらっていて、この12月にNo.8が出ます。「魚竹」の掲載号は、2020年発行のNo.4。バックナンバーに在庫があれば、一般の方でもD&DEPARTMENT各店、オンラインショップで購入可能です。今のところ在庫ありだそうですよ(12月2日現在)。#魚竹 #築地魚竹 #季節料理魚竹 #dlonglifedesign #danddepartment #ロングライフデ...
2020.07.20 08:06魚竹の「ひと声」『d LONG LIFE DESIGN』No.4。連載「つづく店のやさしさ」で、築地の「魚竹」について書きました。コロナ禍、ソーシャルディスタンスな「魚竹」でしたが、身体の真ん中に届くごはんと焼き魚、そしてお母さんたちのひと声は変わらず。銀座から築地一帯は静かで、会社員たちはそれぞれの家で仕事をしている時期でしたけど、銀座で踏んばっている料理人たちに元気を与えていました。正直な食べものには、人を生かす力がありますね。
2020.05.02 06:25永楽食堂長くつづく店には、やさしさがある。でも、やさしさの性格はそれぞれに違う。そんな視点から始まった連載。Vol.3は、私が帰省すると必ず立ち寄る、秋田の実家のような酒場、永楽食堂です。食堂だけに、定食もあるけれど、深夜まで熱狂する酒場でもあります。昭和の店は「平等」を好みますが、私はこの店ほど真にそれを感じたことはありません。長靴のおじいさんとニット帽の若者が、お酒を酌み交わすピースフルな光景。秋田のいいところが100%濃縮されている、宝のような酒場です。永楽食堂のやさしさは、「包む」。さて、私たちは何に包まれているのでしょうか。
2020.01.28 04:23EST!(エスト!)1月25日から都内で、2月15日から全国で発売される『d LONG LIFE DESIGN 』no.2。誌名が『d news』改め、2号から『d LONG LIFE DESIGN』になったんです。 連載「つづく店のやさしさ」は、湯島のバー「EST!」。バーには珍しい、親子2代。凪の穏やかさにも似た空気感は、規則正しく決まりごとを守る、マスターの日々から生まれていました。
2019.06.03 06:39近江屋洋菓子店の「抑制」長くつづく、よいデザイン。ロングライフデザインとは、形だけのことでなく、ものの作られ方や売られ方などデザインを取り巻く環境を含めての言葉だそうです。ロングライフデザインを提唱してきた、ナガオカケンメイさん率いるD&DEPARTMENTPROJECTから、新雑誌『d news(ディ ニュース)が創刊されました。これまで、各都道府県をデザインの視点で切り取る旅の本『d design travel』の発刊などでつながってきた人々、ロングライフデザインのまわりにいる人々と作る、全100ページ。私は、ここで連載「つづく店のやさしさ」を書かせていただいています。第1回は、明治17年創業の「近江屋洋菓子店」。そのやさしさは「抑制」にある、というエッセイです。...