2024.08.09 09:58京都「たつみ」/Meets Regional関西の「街と店」を楽しむ雑誌、Meets Regionalさん。特集「みんなの居酒屋」で、京都の「たつみ」を書かせてもらっています。おそらくお店の人は、井川直子なんてご存じない。挨拶もしたことがない。勝手にふらっと行って、すっと帰る居酒屋です。原稿執筆の直前に、鳥取の汽水の湖に行っていたので、多分に汽水フレーバーな原稿となっております。
2024.06.28 12:56心、ここにあらず/秋田魁新報秋田魁新報のリレーエッセイ、更新しました。スマートフォンは、身体を残して心だけ、ここではないどこかへ飛ばせる道具。良い悪いでなく、そういうことです。
2024.05.13 14:00デイ・ドリーム・ビリーバー/秋田魁新報社母についてのエッセイを書きました。忌野清志郎さんの曲、「デイ・ドリーム・ビリーバー」に秘められた母への思いと、私自身の母への感情が重なった瞬間のお話です。秋田魁新報 リレー連載「遠い風 近い風」 2024.4.27
2024.05.01 00:36函館、イカ塩辛への偏愛函館の市場で、驚くべきバリエーションを展開するイカの塩辛コーナーを見つけた。イカの塩辛って一つじゃないの?へー!なんて驚くあなたの土地にもあるかもしれない。たとえば秋田のさきいか、青森の筋子、群馬のこんにゃく。そういった、局所的に深堀りしてゆく食の偏愛現象が。地元が誇る食、日常に根づいた「俺たちの宝」だからこそ一人ひとりにこだわりが生まれ、それらのニーズに対応すべく細分化されていった、というのが私の仮説。そんな「豊かさの細分化現象」について書いています。
2024.01.22 01:01立ち飲みエッセイ@メトロミニッツローカリズム「メトロミニッツ ローカリズム」いまどきの立ち飲み特集号。ここ数年で東京の立ち飲みはいちだんと多様化し、それぞれに個性が際立って、粒揃いです。そんな東京ホッピングに必携の一冊。私はこの大好物なテーマで、巻頭エッセイを書いています。タイトルは「立ち飲み酒場は、街のベンチ」。ヨーロッパの街にはベンチが多いんですよね。ベンチのある街は、やさしい街だと思いました。おかたく言えば、ベンチ(=立ち飲み酒場)の存在と意義みたいなことを、ふにゃふにゃ語っています。地下鉄の駅で見つけたら確保してくださいね。#メトロミニッツローカリズム
2023.11.27 10:59暮しの手帖 随筆初めての媒体、尊敬する雑誌『暮しの手帖』。初めて「随筆」という依頼を受けました。エッセイでなく、随筆。恥ずかしながらその違いをわかっておらず、ググりました。ふむふむ。随筆は筆者の「体験」から始まる文章なんだな、とざっくり理解し、だったら普段書いている感じでいいのかな、とふんわり書いて送ったんですけども、これは随筆になっているのかな?正直、ちょっとわかりません。でも新しいことってうれしいですね。もっと「随筆」書きたくなりました。
2023.10.18 08:27エッセイ「中秋の名月」全文 秋田魁新報秋田魁新報のリレー連載、エッセイ「遠い風 近い風」。2023年10月7日掲載、全文がnoteでお読みいただけます。今回は「中秋の名月」をテーマに書きました。月見団子から思い出した、幼少期の記憶。ススキと母と、長女という存在の不条理です。
2023.10.10 02:11高知はうつぼ/月刊日本橋「高知はB型が生きやすい!」と叫んだとある編集者の証言から、いやいやA型の酒飲み(私)も生きやすいぞ、との反論。そして初めて食べたうつぼのおいしさ。実はカツオよりうつぼ推しなのでは?と思うほど、高知はうつぼ天国だったお話です。
2023.08.31 08:35エッセイ「無趣味」全文秋田魁新報のリレー連載「遠い風 近い風」エッセイ。8月のいつかに掲載された「無趣味」の全文です。写真は、お話に登場する故・関口一郎さん(「カフェ・ド・ランブル」創業者)。彼が無趣味だったわけではなくて、夢中についての大事な言葉を与えてくれた方です。
2023.08.10 12:32『ピッツァ職人』刊行、特別寄稿エッセイ『ピッツァ職人』刊行記念として、月刊PHPにてエッセイを寄稿しました。本書がテーマにしている「夢中」になりたくて、なりきれずにいた私自身の半生について書いています。題して「流れ流れて、流木人生」。私は若い頃からずっと、「やりたいことがない」ことに焦り悩む人生でした。何かに夢中になりたい、目標を見つけてがんばりたいのに、自分の「やりたい」がわからない。そう告白すると、たいてい驚かれるのですが事実です。そんな人がどうして文章を書く仕事に就いて、本を出すことになったのか。今はどうなのか。ご興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
2023.07.03 06:20日本伝統の塩をピッツァで月刊日本橋に連載中の、日本の食をめぐるエッセイ「道の先に食あり」。7月は石川県、能登の伝統製法による塩を、ピッツァに生かしているお店の話。日本にナポリピッツァが到来してから28年、あっという間に日本の津々浦々にまで浸透した食べ物。日本人との親和性が高くて、その存在は町の蕎麦屋と似ています。