ビスポーク

dancyuの連載「東京で十年。」4月号は、東中野のガストロパブ「ビスポーク」です。

ロンドンに留学経験のある元ミュージシャンのシェフ、野々下レイさんによる、「自分の郷愁がのっかった」イギリス料理。

仕立て屋という名前の通り、メニューはあれど臨機応変、あなたのために仕立てる料理です。

ちょうどロンドンオリンピックの年にオープンしましたが、当時の東中野、商店街やポレポレがある側「じゃないほう」は、カラオケスナックがぽつんぽつんとある寂しいエリア。

オリンピックさえ追い風にならなかったそうですが、少しずつ、確実に、お客たちの胃袋と心を掴み「東中野の公民館」的存在となりました。

10年後の冬季北京オリンピックは、テレビ画面を前に、フィギュアスケートやスキージャンプをみんなで観る。東京の、家族みたいな光景でしたよ。