新刊『ピッツァ職人』予約開始(5月19日発売)

4月に続いて、5月20日に新刊『ピッツァ職人』が発売されます。

リアル書店ではひと足早く、5月12日に販売開始。

予約はすでにスタートしています!

こちらは書き下ろしのノンフィクション。

日本に「ナポリピッツァ」なるものがやってきて、天井知らずに盛り上がっていった時代。

16歳でピッツァと出合い、17歳で職人になり、18歳でナポリへ渡った少年がいたーー。

本書は、ピッツァ職人・中村拓巳さん(ピッツェリアGG)の成長を縦軸にしながら、

日本におけるナポリピッツァの到来と熱狂、そして浸透、

ピッツァに魅せられたさまざまな職人たちの物語

といったアナザーストーリーが横軸として交錯していく、イカワ史上初の大河ドラマです。


ナポリとは、どんなところだろう? ナポリピッツァとはなんだろう?

そんな思いを抱きながら取材を重ねるうちに、とてつもなく魅力的な人々と出会いました。


***ミシマ社のリリースより***

「ピザ」しかなかった国で、

「ピッツァ」を焼く――

本場ナポリの薫陶。

庶民のソウルフードを焼く誇り。

生地と窯に没頭する境地。

職人たちの生き様に、12年越しで迫った、

圧巻のノンフィクション。

何がやりたいのかわからない、と生きてきた私は、そっち側の人たちはきっと特別なのだと思っていた。だけど中村は、「やりたいこと」を一度失った人でもある。真っ暗な場所で、彼はただ、微かに振れた自分の心に従った。(略)さらには取材を重ねるうち、本書に登場する職人のほとんどが、そうした心の振れを見過ごさなかった人たちだと知った。出合いとは、はじめから運命的な顔をしているわけじゃない。逆に言えば、人は誰でも特別になれる、ということだ。(「あとがき」より)