取材先のお店に、ようやく原稿と写真をご確認いただく段取りとなりました。
しかし昭和のお店は、メールはもちろんFAXも無いとか、あっても2枚以上は紙が詰まるとか、普通です。受け取っても説明してもらわなきゃわからない、と言われることもあります。
そういうお店には、私がハイ!と手を上げて郵便屋になっています。手渡しってことですね。
で、行くからには呑むわけです。
この日は担当編集者もつき合ってくれて、久々の「丸千葉」へ。パリッとした夏の白い暖簾がいいですね。
酒場ですから、仕事の話は抜き。お天気の話、山登りの話、引っ越しの話、モテ期の話(笑)、あとええと何だっけ。
「丸千葉」のコの字カウンターでレモンを搾ってもらいながら、店主・やっちゃんの見事な客あしらいにしびれ、気づけばお向かいの人たちがみんな笑っていることに気づく幸福感。
しかしふとした瞬間、「私はこのお店のことを、ちゃんと書けたのだろうか?」なんて湧いてくる自問を、人知れずレモンサワーで流しつつ。
0コメント