9月29日発売の『Meets Regional』は、特集「京都の遊び方」。
東京在住の私が、密かに、京都の奇跡と呼んでいるお店について書いています。
京都で15年を迎えた「リストランテ・デイ・カッチャトーリ」。
dancyu「東京で十年。」コンビ、写真家の長野陽一さんとお届けです。
『ピッツァ職人』(ミシマ社)で書いたイタリアのことわざ、
chi va piano va sano va lontano
ゆっくりと行くものは、着実に、遠くまで行ける。
その言葉が真実であることを、私はシェフの永田さんに教わった気がします。
初めて取材したのは20年前、彼はイタリア・ピエモンテ州の「ダ・チェーザレ」で修業中でした。
僕は器用なほうではないから、とゆっくり話す人でしたけど、だからといって焦ることもなく、誰と比べることもない。
そういう料理人が、ピエモンテの山の上からおりて、京都で15年。
華やかな都にあって目立とうともしないお店ですが、彼のお料理は今、こわいくらい凄みを増していて、永田さんはずいぶん遠いところまで行ったんだなぁと感じます。
meetsさん、この決してキャッチーではないお店の「有り難さ」について、たっぷり語らせてくれてありがとうございました!
#meetsregional
#シェフをつづけるということ
#リストランテデイカッチャトーリ
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