「呑家 しの × the OPEN BOOK」メトロミニッツ 2019.2.20

新宿ゴールデン街の師弟です。

田中開さんは、5番街にあるレモンサワー専門バー「the OPEN BOOK」の店主。

尊敬するお店は1番街の「呑家 しの」。

開店して45年、遊んでいた時代から数えれば、この街で半世紀以上行きている女主人の言葉は圧巻です。

田中さんは一時期、この店でアルバイトをしていました。

祖父が愛したこの街に子どもの頃から親しんで、「新宿は知らないけど、ゴールデン街なら知ってる」高校生に育ち。

実際、27歳の彼は、どこへ行ってもみんなに可愛がられる。本人は「(街の常連だった)おじいちゃん効果」と言うけれど、親や祖父母ほどの人々に敬意を忘れない田中さんの資質です。


タイトルは女主人の言葉で書きましたが、田中さんの目線でも一案、考えていました。

“「しの」のコミュニティは店を超えて、店じゃなくなっていく。”

この言葉、私はとても好きです。

メトロミニッツ3月号 連載「僕らが尊敬する 昭和のこころ」でした。