味の美意識/イタリア好き

日本でイタリアンブームが終焉に差し掛かる、2000年代初頭。

イタリアで修業する「僕」は、その気配を遠く離れた地で感じながらも、「イタリアが好き」な気持ちに向き合おうとしていた。もう遠慮はしていられない。修業をまっとうして日本へ帰るために、シェフの持ち場である「セコンド」に立候補。

ピエモンテで「素材を生かす」ことは「素材そのまま」ではない、という、調理技法以前にある、味の美意識を学ぶことになる。