長くつづく店には、やさしさがある。でも、やさしさの性格はそれぞれに違う。
そんな視点から始まった連載。
Vol.3は、私が帰省すると必ず立ち寄る、秋田の実家のような酒場、永楽食堂です。
食堂だけに、定食もあるけれど、深夜まで熱狂する酒場でもあります。
昭和の店は「平等」を好みますが、私はこの店ほど真にそれを感じたことはありません。
長靴のおじいさんとニット帽の若者が、お酒を酌み交わすピースフルな光景。
秋田のいいところが100%濃縮されている、宝のような酒場です。
永楽食堂のやさしさは、「包む」。さて、私たちは何に包まれているのでしょうか。
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