2023.09.21 01:10『ピッツァ職人』書評・山脇りこさん クロワッサン『50歳からのごきげんひとり旅』(だいわ文庫)著者で料理家の山脇りこさんが、『ピッツァ職人』(ミシマ社)の書評を書いてくださいました。「彼らはお金でも名誉でもない、〝夢中〟を選んだ者たちだ。〜誰のためでもなく、自分の生きる喜びのために」8月25日発売の『クロワッサン』、「話題の本、気になる本」のコーナーより。母の目線から始まり、自身への生き方に帰結する書評は斬新で、私にも気づきを与えてくれました。ありがとうございました。
2019.12.07 23:37選書 おいしい本 クロワッサン「冬の夜に、年末年始のお休みに、がっつり読める食の本」というテーマで、おこがましくも2冊紹介しています。1冊は木村俊介さんの『料理狂』(幻冬舎文庫)。レジェンドシェフたちの語りは、読んでいて体の芯が熱くなります。私も取材でお世話になったシェフが何人か登場しますが、こちらの本は独白なので、ご本人の言葉がストレートに伝わります。それも木村さんの、聞き上手、引き出し上手な職人技術のたまものです。もう1冊は、筒井ともみさんの『舌の記憶』(SWITCH LIBRARY)。正直いうと、映画に憧れていた20年くらい前、たしか読んだなあというまま眠っていた本。今回もう一度手にとったら、『不肖の娘でも』と重なる記憶があって驚きました。筆者は私より年上で東京育ち、私は秋田...