コロナ禍。どこにも行けない私たちに、誌上で旅する食の本が作られました。
旅に出たいむずむずが、読んだらなんかおさまったなぁ。なんて思う不思議なおとりよせ本。エッセイ集のようでもあるこの本に呼んでいただき、「秋田のお母さんの味」を書いています。
『不肖の娘でも』にも書きましたが、秋田人にとって秋といえば、「いちじく煮たの」なんです。
縁あって海外から秋田に伝わり、続いてきたいちじくの品種が、日本では珍しく加熱しておいしくなる品種だったからです。
いちじく煮たの、私ちゃんと作れるんだけど、秋田のいちじくが東京にはないんです。
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