アクオリーナ

dancyu連載「東京で十年。」です。

念願かなって、祐天寺のジェラテリア「アクオリーナ」を書ける日がやってまいりました。

店主の茂垣稜介さんは、今ジェラート職人でありますが、料理、生ハム、チーズ、お菓子などいろんな道を歩いてきた人です。あっちこっちの角度からものを見る視点と、言葉のように数字を操れる知識と、それぞれの道で育まれた感性。それらをもってつくられるジェラートは、料理のような、アートのような、だけどジェラート。

私が中学生の時、ある友達が「科学はロマンティックなんだよ」と教えてくれました。

その言葉を思い出した「アクオリーナ」の十年。

タイトルは「サイエンスと、ロマンスと」。