2023.05.11 03:47シカモアこんなマンガだらけのdancyu見たことない!けどマンガで表現される世界はジンジンきますね。今月の連載「東京で十年。」は101回、新たな大台です。世田谷線の一駅、世田谷上町から、秋に大分への移住が決まっている「蕎麦シカモア」。東京は流れる街、通り過ぎる街でもあります。それは悪いことじゃない。子どもが親元を離れて歩き出すように、地元から旅立つ夫妻。独りで(二人で)しっかり歩けるのは、十年、しっかり愛されて強くなれたからこそ。離れても、親戚に会うようにたまには東京へ帰ってらっしゃい。
2023.04.18 03:12『東京で十年。』4月18日発売dancyuの連載「東京で十年。」が書籍化。『東京で十年。 店をもつこと、続けること』(プレジデント社)となりました。dancyuでの連載が始まったのは2014年4月号から。第1回は「オステリア ナカムラ」。料理が好きで好きでというシェフと、気働きの利くマダム、ご夫婦で営むイタリア料理店です。こういう、ささやかな存在でもしっかり愛されて10年経ったお店の話を書きたいと、ずっと考えていました。スクラップ・アンド・ビルドの街、東京で10年続く店は1割ともいわれるなか、10年の場所に立ったとき、彼らは何を思っているのだろう?訊ねてみたくなったのが小さなきっかけです。その頃、さまざまな編集部から求められるのは「新しい店」で、特集記事の候補店探しでも「3年以内の...
2023.04.10 02:53書籍『東京で十年。』予約開始(4月18日発売)dancyuで連載中の「東京で十年。」が、書籍になりました!書籍タイトルは『東京で十年。 店をもつこと、続けること』(プレジデント社)。発売は4月18日ですが、予約は始まっています。長野陽一さんの写真と、井川直子の文。雑誌とはまた違った世界観を味わってみてください。本書では、第1回〜50回までを収録(51回以降のお店のみなさま、待っててね)。
2023.04.06 04:45連載第100回「あめつち」@東京で十年。2014年4月号からスタートした、dancyuの連載「東京で十年。」が今月号で第100回を迎えました。歳月でいうと、ちょうど9周年。これから10年目に突入です。「東京で十年。」が10年となるれるのか?!この記念碑的な第100回は、日本酒と料理の店「あめつち」です。どの駅からも遠く、区役所のいなくなった区役所通りにあり、木造一軒家で女性店主が一人で営むささやかな店。ある酒場の店主は、「あんな不便な場所で十年続けていらっしゃるのは、僕らの希望」と言っていました。当の店主は、今夜も淡々と、7席のためにおひたしを作り、燗をつけます。私もいつものように100回を書き、101回めを迎えたいと思います。
2023.03.06 00:15リ・カーリカ連載の「東京で十年。」は第99回、学芸大学の「リ・カーリカ」です。3人で始めた地下のお店は、姉妹店をポコポコ増やして今や7店舗、社員はおよそ30人のファミリーになっています。小さな店の時代から、代表の堤さんは「飲食業」という大きなくくりで考えていたのですね。この素敵な仕事を「ブラック」で切り捨てられるのは耐えられない。ちゃんと「素敵」ってわかってほしい。そのための壮大な計画を立て、着々と進行する堤さん、人生何周目?
2023.02.06 08:19sansasansaの橋本さんは、ビールを注いでも珈琲を淹れてもなんてピュアなのだろうと思うのですが、音楽もお花も心にひたひたきます。というか、いつも遠いような近いような大切なことを教えてくれる。たぶん本人に教えている意識は0.1%もないだろうけど、私は学んでいます。東京で十年。今月はsansaです。
2023.01.06 12:26ピッツェリア・ジターリア・ダ・フィリッポdancyuの連載「東京で十年」は、練馬区のピッツェリア。経験と夢はあるが資金はない。と言う人にチャンスを与えた場所でした。「ふと、子どもたちはここ練馬区が故郷になるんだなと思った。だったら親として、彼らにどんな故郷を遺せるだろう? 親父の背中、生きるための仕事。点と点とが「故郷」という言葉でつながった。」
2022.12.19 05:56東京で二十年。ローブリュー/行きたいお店 ユリーカ!今月のdancyuでは、連載のほか巻頭特集も一つ書いています。連載「東京で十年。」は、今年なぜか(私が)うれしいスペシャルエディション2連発。第2弾は「東京で二十年。」、青山のローブリューです。いつか書かせてもらえたらなぁ、と、私より100万倍このお店を知る方々にはきっと敵わない。の狭間で揺れながらついに機会を頂き、ローブリュー1年生の気持ちで書きました。このお店を深く長く愛する人たちにも喜んでいただけたら、今月の目標達成です。もう一つ、久しぶりに特集の1軒、西麻布のユリーカ!も担当しています。千葉麻里絵さんの新天地。取材前、営業中に伺った時、カウンターに並ぶお客さんたちの頭の上に「!」が光るのを見た!と訴えたら、その光景が誌面で採用されていて本望です...
2022.11.24 10:00東京で十年。と、四十五年。毎年恒例?になりつつある、dancyu連載「東京で十年。」のスペシャル・エディション3ページ。2022年は2号連続のスペシャルで、その第1弾は「東京で十年。と、四十五年。」の親子鷹です。息子のスペイン料理店「サル イ アモール」は、東京で十年。父の「エル カルテリャーノ」は、東京で四十五年。父の店は、日本人がまだほとんどスペイン料理を知らなかった1977年に創業して、日本人の口に「合わせない」店を続けてきました。「日本人はがんばり屋だけど、人に合わせることをがんばる。それで偽物になるなら、そのがんばりは間違っています」まるで「王様は裸だ」と言うようなまっさらな言葉は、どんな仕事をする人にも響きます。息子は同じスペイン料理店でも、個人店の父とは違う「より...
2022.10.06 14:12酒肴 タキギヤ初めから老舗のような。お若いのに、「言わずとも承知していますよ」をスパッとやってのけてくれるご主人。安藤サクラのごとき包容力の女将。ここはたぶん、タイムスリップするところです。
2022.09.06 13:37アステリスクdancyu10月号の「東京で十年。」は、代々木上原「アステリスク」です。自分から心を開く、って難しいし、大体どうやったら開いたことになるのかわからない。でも和泉シェフは躊躇なくどんどん開きます。もじもじする時間とか、自分の恥ずかしさとか、すっ飛ばしたいくらい大事なことがあるからです。
2022.08.06 13:11ダ・オルモ心の中で「ムーミン谷の人々」と呼んでいた愛すべきお店、「ダ オルモ」とそのチームの十年を書いています。いつ行ってもピースフル。気持ちいい、ちょうどいい、っていう光を照らす側は、反転して真っ暗な中を、もがいてあがいて歩いてきたのですね。転んだりケガしたりしながら、それでも、彼らにいつも吹いている一陣の風は「誠実」です。