dancyuの連載「東京で十年。」
今回は、イタリアワインと食材の店「エノテカ・アリーチェ」@練馬です。
店主の矢立泰介さんはなんでもすぐやる課の人で、なんでも任せておけば安心の兄貴分体質。
10年程前の初取材でも、人の1.5倍速で生きているような印象でした。
もう少しで10年、「東京で十年。」で取材させてもらいたいと考えていた時、脳梗塞で倒れたと知らせを受けたんです。で、祈るような気持ちで待ちました。
11年になったら、取材の対象外になってしまう。
そんなこっちの都合など矢立さんは知る由もありませんが、祈りが通じたか、脅威のスピードで回復してくれました。
以前よりちょっと穏やかな表情で、でも「走り屋」にはあんまり変わりなく。
取材後、担当編集者が「人生の壮大な伏線回収ですね!」とキラキラの眼差しで言っていて、私はその言葉、すごく気に入ったのです。ホントそう、それ!
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