vol.9 はみ出しております。

実際に印刷される書体と大きさ、デザインで、最初に上がってくるのが初校。

来ました。そして原稿が、めっちゃはみ出しております。

これは私が加筆修正し過ぎたためですね。

文字量はこれくらい増えるかも、とデザイナーの菅さんに伝えた以上に増えていたと見られます。ふかしてしまった・・・。ここから削ったりして、枠に収めるようにいたします。
そう、シュートは枠に入れないと!

ところで私は広告育ちの癖か、もともとの性格か、きちっと四角に収めようとする習性があります。
四角に、とは1行の終わりのほうまで文字を埋め、文字ブロックを四角形に近づけるという意味です。

ぶら下がりと言われる、1行の始めが1文字2文字だけであとは空白、というビジュアルが生理的に落ち着かない。何か悪いことをしたように、さわさわします。逆にきちっと収まると、甘栗の皮が全部綺麗にむけたときのように晴れ晴れと、すっきりする。

しかし広告より雑誌より長い文章を書くようになって、「余白」がなければ息が詰まるということを知りました。文字の無い白いスペースは、きっと読み手の入り込む余地なんだろうなと思います。
というわけで本書では、「余白」もつくるように書いています。