vol.31 昭和の店28軒、カラー写真32ページ。

『変わらない店 僕らが尊敬する昭和 東京編』、完成までいよいよ大詰めです。
先日は「昭和の店」全28軒の、カラー写真32ページが出稿されました。
美しい。映画のようにも思えるし、物語を感じる、この写真セレクトはデザイナーの菅渉宇さんの感性そのまま。雑誌『メトロミニッツ』で掲載されなかったアザーカットも含め、すべてを見て、彼が拾い上げた写真で構成されています。
「僕らが尊敬する昭和」の世界観を感じてもらえる、小さな写真集ですね。

ところで銀座「泰明庵」の写真はお品書き、圧巻の見開きです。女将(次女)と二代目店主(その弟)の、字の綺麗な亡き姉が書いたものです。
「姉も喜んでくれるわ」
女将さんがぽつりと言って、そうとは知らずにそれを選んだ、菅さんとのつながりを感じました。

お品書きは代々の当主が書くしきたりというお店が多く、「泰明庵」でも、初代(父)の時代は初代が書いていたんです。
今でも初代のお品書きは大事に保管してあるそうですが、じつは一枚だけ、現在のお品書きの中に、父の筆による一品が混ざっているんですよ。
さて、どの一枚でしょう?本書でじっくり探してみてください。