新連載はじまります。 DEAN AND DELUCAマガジンとウェブ

松浦弥太郎さんが編集されているDEAN & DELUCAのマガジン08号(10月31日発売)とWEBで、新しく連載が始まりました。

美しい写真が満載で、ずっと本棚にいてほしマガジンはゴム綴じというユニークなつくり。気に入りのページを抜いて飾ることもできるし、各号を綴じて一冊にすることもできる。
現代アートとしての価値というか、紙媒体としての可能性にときめきました。

話を連載に戻しますね。
ゼロから何かをつくりたい人は、動画を逆回しするみたいに完成品から遡って、最終的に土の上という最初の地点=ゼロ地点に立つのだなぁとぼんやり感じたのが10年くらい前。
当時、彼らはまだ一つの「点」として存在し、周りの理解を得られないまま孤軍奮闘していました。

あれから10年。今や日本のあちこちで個性豊かな点と点がつながり、刺激し合い、ともに動き始めています。
彼らがローカルを目指す理由は、さまざまになりました。
ゼロからつくりたい人だけでなく、自分と家族の人生から遡った人、日本の未来を考えた人、自分の役割を求めた人。
いずれにしても彼らには、その土地で生きる理由があり、必然性がある。
彼らのつくる食やお酒のプロダクトは、遠く離れた人々の心をも強く揺らしています。

つまり、各地で生まれている新しいローカリズムが、なんだか楽しそうって話です。

彼らを訪ねる旅が、DEAN & DELUCAのマガジンとウェブで始まりました。

雑誌とウェブでは少し視点を変え、雑誌では農楽蔵のワイン造りそのものに、
ウェブでは「コミュニティ」にフォーカスしています。
これからウェブの方では、毎月1回(満月に更新)、全7回にわたり函館近郊のつくり手をご紹介してまいります。