函館02 食べものづくりの交差点

DEAN&DELUCA WEBサイト〈Enjoy Good Food〉の連載『僕らの新しいローカリズム』。

函館編02は、「cafe water(カフェ・ウォーター)」です。長崎・雲仙「BEARD(ビアード)」オーナーシェフの原川慎一郎さんが手がけ、現場は中村由紀子さんが一人でまかなうカフェ。


原川さんは、日本とその食に危機感を持って都市(東京)から地方(長崎)へと移り、地方から発信することを選びました。函館の「cafe water」は、2つめの拠点、ということです。

なぜ、彼は地方を目指すのか。「危機感」の正体とは何か。

そして、どうして函館だったのか?

私は原川さんを「料理人という活動家」だと感じていますが、その活動は、私たちに大事なことを伝えてくれます。それも、おいしく、楽しく、健やかに。

函館の「cafe water」はオープンして1年半ながら、すでに道南エリアの食のつくり手や街の人々が交わる、交差点のようなお店になっています。

飲食業が初めてとは思えない、中村さんの不思議な安心感も、人を惹きつける大きな魅力です。