今日から、新しい連載が始まりました。
タイトルは「みんなの町鮨」です。
ローカルな、みんなが普通に暮らす町のお鮨屋の話を書きたいなと思って、構想5年。
『昭和の店に惹かれる理由』(ミシマ社)のために昭和の店をパトロール中、商店街の昭和っぽいお鮨屋を見て、私の地元・秋田にあった町鮨のことを思い出しました。
私が住む町は海の近くで、町鮨は日常だったんです。
大人も子どもも決まった町鮨へ行く。ウイスキーがカッコよかった時代、お父さんはダルマをボトルキープしていて、子どもたちはテレビの欽ちゃんにゲラゲラ笑いながら好きなものを注文する。
弟はうに、いくら、えびのリフレインで、私は筋子巻きと納豆巻きとしそ巻きでした。
3ヵ月後の予約を楽しみに行くお鮨屋と、カーディガン引っ掛けて行ける町のお鮨屋は役割が違います。
すっと書きたかったテーマ、またしても元dancyu編集長で、現web dancyu編集長の江部さんが拾ってくれました。
自分の町鮨を持つ人に、私を連れてってもらう「みんなの町鮨」。
ですが第1貫はまず、私が東京ではじめてできた、私の「町鮨」から。
あ、「とくちゃん」こと、得地直美さんの絵がもはや!素敵です!
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