dancyu7月号、連載と特集と鼎談と

dancyu7月号、テーマは「ひとりでも居心地のいいおいしい店ガイド」です。

ひとりで外食するのはちょっとドキドキだけど、楽しんでみたい気持ちもある人に向けての特集。と聞いて、そうか、ひとりで外食するってあんまり普通じゃないのか、としみじみした私のところに鼎談のご依頼がありました。

ひとりで食べる人代表みたいで照れますが、『東京最高のレストラン』(ぴあ)の編集長・大木淳夫さん、「エリックサウス」総料理長の稲田俊輔さんとおしゃべりしてきました。

ひとり食べの世界って千差万別。「仕方ないひとり」じゃなくて、積極的かつ本能的にひとりを満喫するお二人の「ひとり論」は痛快。さわやかでさえあります。

そして「実は、ひとりで行ける名店」でも、心のふるさと「ロッツォシチリア」を書かせてもらいました。仕事や家族のことや健康など問題山積みで、白目になっていた誕生日の実話です。盛ってないです。彼ら(シェフの中村さんやソムリエの阿部さんだけでなく、チーム・ロッツォの若手たちも)はみんな、ウェルカム・スピリットのかたまりです。

連載「東京で十年。」もちゃんと書いてますよ。

浅草の「とんかつ割烹 あき山」。なんと十年史上、初のとんかつ店になりました。

写真家の長野陽一さんがとんかつに目がないことを、長い付き合いなのに初めて知った記念の回です。