たまると沿露目

「酒亭 沿露目」店主の大野尚人さんは、生来の人見知りなんだそうです。でも、この人すごい!と思ったら、いろいろ訊きたくてたまらない、飛び込んで話しかけずにいられない。

なんという純粋な動機と行動だろうと思います。

彼が尊敬するのは、荒木町の「たまる」。冬はあんこう鍋、夏は穴子料理の昭和のお店。というより荒木町の宝。江戸の格好良さとは何かを教えてくれる大先輩です。

お話しを聞かせてくださったご主人と、書くことを許してくださった古くからの常連のかたがたに、心から感謝申し上げます。

井川直子 naoko ikawa

文筆