とりいちときんつぎ

「荒木町きんつぎ」は、30代の男子二人による和食と日本酒の店。

2018年に開店したばかりなのに、すでに荒木町の超人気店です。店主の佐藤正規さんは、活躍するOBが多い学芸大学の居酒屋「件(くだん)」出身。当時から意識が高く、礼儀正しく、「この人はいいお店をつくりそうだな」と思わせる雰囲気の人でした。

修業中から、開業資金を貯めるため昼はレンタカー、夜は焼き鳥屋で働き、移動距離も最短にして「起きている間はずっと時給が発生する」サイクルで生活。その後日本酒の販売店、居酒屋と意識的に「学ぶこと」を選んで修業を積んだ人です。

彼は、ほかの店のどんなところを見ているのか?

興味津々で訊ねると、西大井という駅にある「とりいち」の名前が挙がりました。

一見、本当になんの変哲もないもつ焼き屋の外観ながら、すごい鮪や天然魚介、サステナブル、そしてエスニック。想定外のオンパレードです。


井川直子 | naoko ikawa

文筆業。