2025.03.14 11:24東カワウソ/僕らの新しいローカリズムDEAN & DELUCA WEB「僕らの新しいローカリズム」3月の回がアップされました。東京で写真を撮る萬田康文さんの、もう一つの仕事場は北海道・東川。パスタ食堂「東カワウソ」の店主です。圧倒的に空の色が違う、それぞれの土地でそれぞれの仕事をする萬田さん。だけど東川に暮らし始めた理由は、リバーランズスルーイットなフライフィッシングです。さらに真の理由を言えば、年150日釣りをしていた「あの人生最高に、アホみたいな楽しかった12歳を超えるために」。49歳と12歳の対峙ですね。私の人生でアホみたいに楽しかった時間って、いつ、何をしていた時だっけ?自分の暮らし方も、振り返らずにいられない取材になりました。
2025.03.07 02:20うちの味/松浦弥太郎さん「12月号」から「春号」という号名になった、生まれ変わり後の初dancyu。「男子厨房に入る」という原点に立ち返りつつ、男子も女子も自宅で楽しめるレシピが満載。判型も大きくなって、お肉の迫力がすごいことになってます。私もこの新しい住所で、新しい連載を始めました。「うちの味」という連載タイトルです。自分が育った、うちだけかもしれない、「うちの味」を憶えていますか?家族のごはん担当者が、今日あるもので適当に作っていた十八番のおかずは、「いつもこれー」なんてブーブー言いながらも大好きだったりする、その人をつくる基本の味。だけど名もなきおかずは、食べた人の記憶がなくなれば消えてしまうものです。そういった極個人的な味の記憶と風景を、さまざまな人に思い出してもらう...
2025.03.01 10:46金沢のエビ文化、ガスエビ/月刊日本橋冬から春先の金沢は、エビ。白エビ、甘エビ、ガスエビ。なかでも「ガスエビ」の文字を品書きに見つけたら、食べることに決めている。「漁獲量が少なく、鮮度落ちも早いためよその土地には流れないが、じつは甘エビよりも甘味が強く、身質もなめらか。そのリミテッドなおいしさは、長く地元だけにもたらされる特権だった。」(本文より)揚げたのが最高。ちなみに秋田では「ガサエビ」といいます。