2024.02.01 09:53仙台の冷やし中華/月刊日本橋月刊日本橋の連載「道の先に食あり」。今月は、私が愛してやまない、宮城県仙台市にある食堂のお話です。和菓子屋なのに冷やし中華が人気で、おばあさんが大福1個を買いに来る。やさしい街のやさしいお店。ちょっとファンタジーみたいだけれど、現実にちゃんと在る。こういうお店が日本にあるということが、希望です。
2024.01.11 11:20大阪のソウルしゅうまい/月刊日本橋2024年1月の『月刊日本橋』。連載「道の先に食あり」は大阪のソウルしゅうまいです。『変わらない店 僕らが尊敬する昭和 東京編』(河出書房新社)は、名の暗示する通り、他の地方でも展開したい野望を秘めていました。昭和の店に惹かれて、大阪でも調査した記録が、やっと日の目を見たエッセイです。
2023.12.01 04:15月刊日本橋 新潟月刊日本橋の連載「道の先に食あり」。今月は新潟の「のっぺ」です。新潟のお正月には欠かせない、汁物と煮物の間のような、具沢山の汁。同じ名前の郷土料理が全国にあるようですが、各地でさまざま。新潟でも地域によって枝分かれ的に違います。この原稿を送ったら、栃木出身の編集者が「しもつかれ」という郷土料理があると教えてくれました。鮭の頭、鬼おろしでおろした大根、人参などの野菜のほか、酒粕を入れるのが特徴だとか。日本全国、郷土料理っておもしろいですね。
2023.11.01 11:47月刊日本橋 愛知は日本のデンマークいちじくの話から、愛知のシェフが放ったひとこと。「それに愛知は日本のデンマークじゃないですか」あまりにも常識、みたいな雰囲気で語るので笑うところかなと思いきや、教科書にも載っている本当の常識でした。いちじくって、日本でもイタリアでも、揚げたくなるみたいです。
2023.10.10 02:11高知はうつぼ/月刊日本橋「高知はB型が生きやすい!」と叫んだとある編集者の証言から、いやいやA型の酒飲み(私)も生きやすいぞ、との反論。そして初めて食べたうつぼのおいしさ。実はカツオよりうつぼ推しなのでは?と思うほど、高知はうつぼ天国だったお話です。
2023.08.01 01:53連載エッセイ+インタビュー(されたほう)今月の連載エッセイは、大分のかぼす。正しい搾り方から、味わいの違いまで、かぼすトリビアなお話です。そして今号は「人物語」という人物インタビューのページにもお邪魔しています。私の全然自慢できない、カッコ悪い半生を、なぜか楽しげに語っている写真つき。よかったらご覧ください。
2023.07.03 06:20日本伝統の塩をピッツァで月刊日本橋に連載中の、日本の食をめぐるエッセイ「道の先に食あり」。7月は石川県、能登の伝統製法による塩を、ピッツァに生かしているお店の話。日本にナポリピッツァが到来してから28年、あっという間に日本の津々浦々にまで浸透した食べ物。日本人との親和性が高くて、その存在は町の蕎麦屋と似ています。
2023.06.01 00:40川場村はトスカーナだった月刊日本橋の連載エッセイ、道の先に食あり。今月は群馬県・川場村はトスカーナだったというお話。東京近郊の里山は、大自然でもなく見過ごされがちですが、じつは自然豊かです。
2023.05.03 23:51沖縄の、眠れる花月刊日本橋5月号、連載エッセイは「沖縄の、眠れる花」。かつてイタリアで修業していた日本人コックが、帰国後に故郷へ散らばって、その土地土地のイタリア料理を作っています。形も似ている日本とイタリアは親和性がある。でも、さすがに亜熱帯の沖縄は難しい?と思いきや……というお話。沖縄は神秘。沖縄はおいしい。でもそれだけじゃない、大好きな島です。
2023.04.03 05:43山形の、優しいさらり汁山形・赤湯温泉で味わった「さらり汁」。郷土料理でもなく、地元の、それもご年配しか知らないお味噌汁ですが、なんとも可愛いネーミングです。日本中が貧しかった時代の、豊かな食卓。
2023.02.05 08:22佐渡島フェリーのおにぎり初めて行った佐渡島。とてつもなく大きいフェリーを探検中に見つけた、爆弾おにぎり。そのごはんのおいしさに驚愕したら、佐渡島の農業と朱鷺の物語を知った、というお話です。佐渡島、素敵なところでした。
2023.01.10 12:32新連載「道の先に食あり」福井の水ようかん「月刊 日本橋」で新たな連載が始まりました。街道の起点、日本橋から日本全国へ。これまで取材や個人で旅を続けたなかで、出合ってきた名もなき食べ物のお話をしたためます。第一回は、交通の不便なところにこそ残る、純粋なおいしさの食べ物と人々。