BRUTUSの鉄板特集『おいしい酒場』シリーズは個人的に全部持っていました。
2011年『おいしい酒場』、2014年『もっと! おいしい酒場』、2019年『ますます! おいしい酒場』ときて、さて2020年の第4弾はどうなるんだろう?
と、どんどん!(今の気分じゃないか)とか、しみじみ!(BRUTUSっぽくないか)とか、ひそかにぐるぐる想像していたんです。
答は『いつでも!おいしい酒場』。
この時代でも、だからこそ、酒場はたぶん〝魂に必要なもの〟(©ジャン=マルク・ブリニョさん)。いつでも迎えてくれる、お酒と場所と人。さすが!いい特集名だなと思いました。
さて、その素敵な第4弾に、前回に引き続き今回も参加させていただきました。
私の担当は「ビヤホール温故知新」。
日本で育まれた、神経質なまでの繊細な品質管理や、茶の湯のごとき必然性のある「注ぎ」。それらは世界に誇れるものですが、それらを伝えるビヤホールはいまや数えるほど。でもおもしろいことに、昭和のビヤホールを知らない若い世代が、それらの技術とスピリットを引き継いでいる気配!
という、ちょっとびっくりな記事を書いています。
溢れるビヤホール愛を思う存分語らせてもらって、わが2020年の夏に悔いなし。ありがとうございました。
ちなみに「ビヤホールライオン 銀座7丁目店」と「ビヤホール ランチョン」、最新刊『東京の美しい洋食屋』(エクスナレッジ)の「第6章 酒場と洋食」でも書いています。
0コメント