コロナ禍、最も厳しい状況になった街であろう、銀座。
第一波から「夜の街クラスター」といわれ、廃業したクラブは300とも400ともいわれています。連載「東京で十年。」は、その「銀座」で「バー」を営む「数寄屋橋サンボア」です。
昨春の最初の緊急事態宣言で、バーには約2カ月間の休業要請が出されました。
飲食店は、時短であっても営業できる。でもバーは、どんなに静かでソーシャルディスタンスなバーであっても問答無用に休業でした。
今春、3度目の緊急事態宣言下は、世間では禁酒法とも呼ばれる「お酒の提供禁止」の要請。
でも、「数寄屋橋サンボア」店主の津田敦史さんはこう言います。
「営業はできる!」
あの2カ月、バーの店主達がどれほど苦しかったのかをあらためて感じました。
と同時に、頼もしさも。
緊急事態宣言の期間限定で、お店は「ノンアルコールバー サンボア」になるそうです。
2021年5月の答、ですね。その味も空気感も今しか味わえないものなので、同じ時代に生きる者として、これは行って飲んで佇んでみなければなりません。
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