BRUTUSでのイタリアン特集は、じつに14年ぶりだそうです。
前回2005年の表紙は赤いギンガムチェックだったから、本当に日本のイタリアン、変わったなぁ。と実感した素敵な表紙。
私は念願の、というか悲願の企画を二つ、成就させてもらいました。
一つ目は、イタリアで10年以上修業した料理人の「今」。
私が『イタリアに行ってコックになる』の取材をしていた2003年、日本人コックたちの修業年数はだいたい、3年でも長いほうでした。それが5年になり、それ以上になり、ついに10年。もちろん、長ければいいってことじゃありません。
知りたいのは、日本人コックの修業が長期化した、その背景に何があったのか。そして彼らは日本に何を持ち帰ったのか?ということです。
二つ目は、沖縄のイタリアン。
地方イタリアンをライフワークにしてきましたが、ここ数年で最も気になっていた土地が沖縄でした。
食材のポテンシャルと、土地と人の圧倒的な個性と、そこに生まれる表現力。
やっとやっと紹介できる時が来ました。読んでみてください。きっと想像を覆すイタリアンと出合えますよ。
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