2018.06.20 02:38「モンド×銀座レカン」メトロミニッツ 2018.6.20発行連載「僕らが尊敬する 昭和のこころ」は、1970年以降生まれの料理人やソムリエが尊敬する、昭和の店について語るページ。今月の「僕」は、どこかインディペンデントな匂いのするソムリエ・田村理宏さん(自由が丘「モンド」、代官山「ファロ」)。「昭和の店」は銀座4丁目のフランス料理店「銀座レカン」。彼にとってこの老舗レストランは、大河であり、ザ・ローリング・ストーンズでした。
2018.06.12 03:00「器楽亭」dancyu 2018.6.6dancyu7月号、連載「東京で十年。」はひそかに第50回です。4年と2ヵ月ですね。ささやかなお祝いに「50」が赤色であることに気づいた人はいるでしょうか。記念の回は、久我山の居酒屋「器楽亭」さん。店主の浅倉鼓太郎さんは、飲食店で師匠について、という修業経験がほぼありません。自分を育ててくれる大人を、自分で見つけてきた人。でも、修業の仕方は一つじゃないんだなと感じました。
2018.06.12 02:39「Quindi(クインディ)」料理通信 2018.6.6料理通信7月号。オープンしたばかりの店のメイキングを伝える連載「新米オーナーズストーリー」は、代々木上原のイタリアン「Quindi(クインディ)」です。本誌も1980年以降生まれの料理人特集ですが、「クインディ」のメンバーも1980年代生まれ。取材中、ロベルト・バッジョのワールドカップの話になって、なんだそんな変わんないじゃーんなんて思ったら、観てた年齢が違った……。「クインディ」のキーワードは、ポリバレント。サッカーの共通言語も新時代。3人と2人のスタッフがピッチを駆け巡る気持ちのよいお店です。ところで、やっぱり私はワールドカップで蹴るカズ、観てみたかったなー。
2018.06.09 11:55続・日本酒 dancyu合本 2018.6.6発売「続・日本酒 dancyu合本」萩野酒造さんの「日輪田」を書いています。グレーのピーコートを着た、メガネの佐藤曜平さん、懐かしい。2016年の1月に取材しました。取材の前にお酒をご一緒して、燗酒の取材なのに冷やを所望してしまった。少なくとも東京では熟成と温かいお酒が人気者で、フレッシュな冷やはやや片身が狭い。当時そんな話をして、宮城と秋田の冷や文化圏人は大いに冷やを呑みながら、でも私たち真面目だから「日輪田」のごはんのような香りのお酒でやっぱり〆た。という記憶があります。取材前夜の準備体操は大事。「続」というだけあって、この日本酒合本、第1弾もあります。こちらの担当は、「新政」「剣菱」「獺祭」と、栃木の下野杜氏。お好きな方、ぜひどうぞ。
2018.06.02 05:23尊敬したい! 2018.5.26 雑誌の連載で、東京・渋谷区にオープンしたばかりのイタリア料理店を取材した。 日本各地から、自分たちが心底尊敬する生産者の食材を取り寄せ、イタリア料理の技法を使って仕立てる。またレストランで使う食材やワインを販売しているから、買って帰ることもできる店。 これまでも「レストランとセレクトショップの融合」や「全国のいい素材を集めました」といったフレーズなら溢れていたけれど、この新しい店が決定的に違うのは「尊敬」という目線だと思う。 ナントカで優勝とか、有名人御用達、ランキング何位など、どこかの誰かが決めたお墨付きを借りてきて良しとするのではない。基準は自分が尊敬できるかどうか、その一点である。 判断するためにはまず、自身がそれにつ...