2022.06.06 12:51wine stand waltz ワインスタンドワルツ東京・恵比寿で十年。私がガチで通ったお店です。店主の大山さんはスター気質ではないけれど、たぶんスターに憧れられるチャーリー・ブラウン。あるいはジャック・タチ。彼と同じ空気の場所に居たくて、空いてる時間を狙って通っている人も多いのでは?「やさしさ」というと昨今は「自己犠牲」と混同されそうですが、そうではなく人間として他者を想像するというやさしさを、この店と店主には感じます。原稿に、「映画」という言葉が出てきます。ワルツには、ジャック・タチの『ぼくの伯父さん』のポスターが貼ってあるのですが、dancyu「東京で十年。」を書いている時、私の心にあったのは『パターソン』でした。
2022.06.06 12:27月向農園月刊日本橋の連載「食の源をたどれば」は、和歌山の「月向農園」です。生産者は、どの地点を見据えて食べものを作るか?それによって、農産物の、味の着地点は違ってきます。見えているか、どこを見ているか。そう考えると、農業が観るべき時間の距離は、果てしなく長いなぁと思います。