2025.01.14 06:23ヴレ/僕らの新しいローカリズム今月から、DEAN&DELUCA「僕らの新しいローカリズム」では北海道の美瑛・東川編が始まりました。移住する人だけでなく、東京のシェフたちも行ったり来たりしていると聞いて、とても気になっていた町。行ってみたら、おおらかな自然と、都市のカルチャーが混ざり合う町でした。人口8600人。ちなみに、アキ・カウリスマキが建てた映画館のある村が9000人。この規模感、ちょうどいいのかもしれない。第一弾は東川のレストラン「ヴレ」です。広島生まれの村上シェフが東川に惹かれた理由の一つは、政治家でもない人々が酒場で、「この町をどうしていくか」と話す光景に立ち会ったことでした。自分たちの町。小さな声も届く町。なんて風通しのいい町なんだろう。#ヴレ #東川 #東川町...
2025.01.11 01:54グリルエフ/つづく店のやさしさデザイナーのナガオカケンメイさん率いるD&DEPARTMENT PROJECTは、「ロングライフデザイン」をテーマに掲げた活動体。長くつづくデザイン、生活道具、場所、そしてお店などを研究し、いいものがいつまでも存在できるように、世の中に伝えつづけています。活動の一つが「ロングライフデザインの会」で、私はこの会員誌『d LONG LIFE DESIGN』のなかで「つづく店のやさしさ」というエッセイを連載をしています。第6回は五反田の洋食店、グリルエフ。〝受け継ぐ、変えない、守る。そういった決意を今、「思考停止」と呼ぶ人たちがいるけれど、変えないことは、実際にはとても難しい。〟(本文より)アグレッシブに「変えない」ための思考を働かせ、磨きつづけては...
2025.01.03 06:38「能登のこえ」を伝える料理/月刊日本橋石川県の能登へ、東京から日帰りで行けるんです。東京駅から北陸新幹線で金沢駅まで2時間半、そこからレンタカーで1時間。ゆっくりランチをして、帰れる移動時間です。なんとなく、今行ってもいいのだろうか?と考えていたけれど、それこそ風評被害。能登のお店の人たちは、むしろ来てほしいと願っていました。私が参加したのは、オーベルジュ「Villa della pace(ヴィラ デラ パーチェ)」で行われた『NOTO NO KOÉ (能登のこえ)vol.2』というイベント。オーナーシェフの平田明珠さん、能登に魅了された東京・銀座「エスキス」シェフのリオネル・ベカさん、能登で育った「ラトリエ ドゥ NOTO」シェフの池端隼也さん。3人のシェフたちが綴る能登の秋の味。東京に...