2023.04.03 02:21IN/SECTS 16号 本をつくるふきのとうみたいに、まだ土の上に出きっていない、時代の芽を見つけてくれる雑誌。IN/SECTS(インセクツ)にはいつもドキドキさせられます。16号は「本をつくる」という特集。『不肖の娘でも』ただ1冊を出版した、リトルドロップスも片隅に掲載してもらいました。いまや地方でも、個人でも本をつくっている時代。というかむしろ、地方や個人の本が抜群に刺激的で元気な時代。もちろん、読み手に届くまでの道のり、採算が取れるかどうかなどの苦労はありますが、表現する側の人間としては限りなく可能性を感じる小さな媒体だと思っています。電波でなく、手で触れることができる紙である、という物質性。大きさと形・デザイン・綴じ方といった物体としての存在感。サブスクでなくレコードで音楽を聴...
2022.05.14 03:28ポッドキャスト「Journey to the origin with Anne」出演女優・杏さんがパーソナリティを務める、Amazonオーディブルのポッドキャスト「Journey to the origin with Anne」に、2週連続で出演しました。前半は、あらゆるものの「起源」をテーマに、杏さんが選ぶ1冊の本のお話。後半は、その起源にまつわるゲストとの自由なおしゃべり。私は後半の「おしゃべり」担当です。日本酒の蔵人見習いを体験した佐渡島でのこと、尊敬する杜氏のこと、エッセイを書いたばかりだったクラフトビールや和紅茶のことなどをおしゃべりしました。アルコール以外の話をするって久しぶり。笑
2022.05.14 02:50文化放送「田村淳のニュースクラブ」出演ラジオ文化放送「田村淳のニュースクラブ」に出演しました。「今週のスゴイ人」というコーナータイトルにビクビクしていましたが、がんばってスゴイ人になってきました。『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』(文藝春秋)を軸に、飲食店が私たちにとってどんな存在なのか、改めて一緒に考えられる時間となりました。ありがとうございました。アーカイブがYouTube、ポッドキャストでもお聞きいただけます。
2022.02.25 01:49東京巡礼以前、「昭和のこころ」と題する連載をしていた『メトロミニッツ』。久々に、2022年2月20日発売号の「東京巡礼」にて、案内人として呼んでもらいました。私がご案内するのは、イタリアンで巡る白金。白金って、わざわざ遊びに行かない街、あまり用事のない街かもしれません。だからこそ、流行に躍らされず、街に暮らす人たちから長く愛されているお店が多いように思います。そして、イタリアなお店が粒ぞろい。イタリア食材店、イタリア専門のワインショップ、切り売りピッツァやジェラートのおいしいバール、トラットリアにカウンターイタリアン。私がガチでしょっちゅう行く4軒と、最近発見した新星2軒を紹介しています。
2022.01.21 00:15朝日新聞1月11日2021年末は、飲食店にとって2年ぶりにクリスマスシーズンが戻ってきました。人々がおいしい料理やお酒を楽しんで笑い合う、かつてあたりまえだった光景を再び見ることができました。この2年、感染経路とされた飲食店は何を考え、どう動いてきたのか。2022年の年明け、朝日新聞 1月11日にてインタビューを受けています。
2021.12.17 00:38インタビュー「超・レストラン」『Precious』2022年1月号、「2022年、気になる!食のキーワード」特集にて、レストランのこれからについて語っています。「来年の食のキーワードを教えてください」と依頼がありました。トレンドや流行という意味ならば、私の出る幕はないなぁといつも辞退するのですが、担当の編集・ライターの方が『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』を読んでくださっていて、それを踏まえてのご依頼でした。であれば、コロナ禍にあった2021年のシェフたちにどんな動きが起こり始めていたのか、そこからどんな未来が見えるのか、語ることができます。私たちは未来を見たい。タイトルは「超・レストラン」。超高級ではありませんよ。レストランが、レストランの範囲を超えて社会とつ...
2021.12.02 01:02『ミシュランガイド東京2022』発表に寄せて2021年は、「レストランがレストランであること」を否定された年でした。夜に営業してはいけない、お酒を飲ませてはいけない、食べる時以外はマスクをして会話は控えて。そんな異質な年の『ミシュランガイド東京2022』が発表になって、朝日新聞から取材を受けました。とにかく言いたかったのは、厳しいなかでも「人に喜んでもらいたい」の心を1個握って踏ん張ってきた、すべての飲食店を尊敬します、ということです。
2021.11.05 01:00ラジオ 文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』メインディッシュまさか私が「メインディッシュ」になろうとは。ラジオ 文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』のメインディッシュコーナーにお邪魔しました。大竹まことさんの、飲食店への愛情。壇蜜さんは本書をしっかりと読みこんで、心に残った一節を紹介してくれました。「本書を読めば、確実に前を向いている人たちがいることがわかります」とのお言葉も、とても心強かったです。放送を聴き逃した方はこちらのYouTube、またはポッドキャストでどうぞ。
2021.11.05 00:54ラジオ NHK第一『三宅民夫のマイあさ!』著者からの手紙ラジオ NHK第一『三宅民夫のマイあさ!』著者からの手紙というコーナーにて、『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』が取り上げられました。聞き逃した方はこちらから、文字で読めます。私も著者として出演し、リ・カーリカ ランドの堤シェフ、麦酒屋るぷりんの西塚さん、鮨 㐂邑の木村さんについて語っています。収録前、三宅アナウンサーが一気に読んだと丁寧に感想を伝えてくれました。飲食業界は大変だと思っていたけど、一つ一つの声を知らなかった。何に苦しみ、どんな事情を抱えていたのか。やっぱり「知る」って偉大なこと。それこそが本書の意義だったのだなぁ、とあらためて感じました。聞いてくださったみなさん、ありがとうございました。
2021.09.28 04:12タキマキへの一皿初VERYのブック・イン・ブック『NAVY』にて、資生堂パーラー銀座本店のオムライスを語っています。こんな綺麗に(オムライスを)撮ってくださって感無量。資生堂パーラーのそれは昭和の主演女優の風格なんですよね。圧倒的オーラ。そこに在るだけでありがたい。食べちゃうけどね。
2021.08.30 10:01おすすめをご紹介してます。まさに、ほとんど毎日のように食べている卵、大豆。鶏肉はお肉の中でダントツ1位。そんな私を誰かがどこかで目撃したのか?お取り寄せできる卵と鶏肉の加工品をご紹介しています。
2020.08.01 01:47補償なき自粛要請 飲食店主34人の「正解」とは 朝日新聞デジタルnoteでの「#何が正解なのかわからない」の活動を朝日新聞が注目してくれて、インタビューを受けました。初めてお会いする新聞記者は、noteを読んで驚いたのだそうです。「僕ら新聞が取材する飲食店は、企業系だからなのか?その経営者たちの多くは、人件費を削り雇用を切っていく。でも、イカワさんのnoteで取り上げている個人店の店主たちは全員、まずは雇用を守り、金額の大小はあるにせよ給料を払いたいという。驚きました。この違いは何なのだろう?と。大きな企業だって、もともとは小さな店から出発しているわけで、どこかで何かの別れ道に行き当たってしまうのでしょうか」記者の疑問は私にとってむしろ新鮮で、あらためて多くのことに気づかされました。私なりの答もいちおう、出しました...