2022.12.26 06:26新・あまから手帖 路地裏のジェノヴァ1984年に創刊した、関西の老舗料理誌『あまから手帖』がリニューアル。この2023年1月号から、編集長は元『dancyu』編集長の江部拓弥さん、デザインは白い立体のチームになりました。思わず声が出るほどカッコいい、美しい表紙。〆切山脈を登頂中だというのに、手に取らずにはいられないし、取ったらページをめくらずにいられない、めくったら次のページもめくらずにいられない。雑誌っておもしろい!っていう気持ちの塊が、「うぉー!」という鳴き声みたいになって心の底から湧き上がりました。「1」のシンプルな数字は1月号、でも江部号の第1号でもあるような。「1」に参加できて光栄です。私はイタリア料理店「ラ・ランテルナ・ディ・ジェノバ」、路地裏のジェノヴァを書いています。
2022.12.19 05:56東京で二十年。ローブリュー/行きたいお店 ユリーカ!今月のdancyuでは、連載のほか巻頭特集も一つ書いています。連載「東京で十年。」は、今年なぜか(私が)うれしいスペシャルエディション2連発。第2弾は「東京で二十年。」、青山のローブリューです。いつか書かせてもらえたらなぁ、と、私より100万倍このお店を知る方々にはきっと敵わない。の狭間で揺れながらついに機会を頂き、ローブリュー1年生の気持ちで書きました。このお店を深く長く愛する人たちにも喜んでいただけたら、今月の目標達成です。もう一つ、久しぶりに特集の1軒、西麻布のユリーカ!も担当しています。千葉麻里絵さんの新天地。取材前、営業中に伺った時、カウンターに並ぶお客さんたちの頭の上に「!」が光るのを見た!と訴えたら、その光景が誌面で採用されていて本望です...
2022.12.05 11:59ナインリーヴズの、ものづくり魂の「国産ラム酒」2年間続けた、月刊日本橋の連載「食の源をたどれば」。造り手にフォーカスしたこのテーマとしては、24回目でいったん最終回。来年からは、食べる側目線での新連載が始まります。で、最終回は滋賀のクラフトラム酒「ナインリーヴズ」。高校生の頃、理系の友人が不意に語ったひと言「化学ってじつは文学。ケミストリーはロマンティックなんだよ」を、大人になって実感させてくれた造り手のひとりです。そういえば星新一のショート・ショートを教えてくれたのも彼女だったなぁ。