2022.02.25 01:49東京巡礼以前、「昭和のこころ」と題する連載をしていた『メトロミニッツ』。久々に、2022年2月20日発売号の「東京巡礼」にて、案内人として呼んでもらいました。私がご案内するのは、イタリアンで巡る白金。白金って、わざわざ遊びに行かない街、あまり用事のない街かもしれません。だからこそ、流行に躍らされず、街に暮らす人たちから長く愛されているお店が多いように思います。そして、イタリアなお店が粒ぞろい。イタリア食材店、イタリア専門のワインショップ、切り売りピッツァやジェラートのおいしいバール、トラットリアにカウンターイタリアン。私がガチでしょっちゅう行く4軒と、最近発見した新星2軒を紹介しています。
2022.02.19 02:53L'AS(ラス)dancyu3月号。連載の、東京で十年。のほうは、フランス料理店「L'AS(ラス)」です。取材時間に少し早く着いて、オンタイムになるまで待ってお店を訪ねたら、兼子大輔シェフはすでに着席してニコニコ待ってました。きっと、1分あったらできることたくさんある人なんだろうな。そんな無駄のないシェフを独占しているというのに、お話が面白すぎて過去最高レベルの取材時間になってしまった…ごめんなさい。ですが、兼子さんは全然焦らないしキリキリしない。頭の中で常に、カチッカチッと段取り変更ができていたのかも?と想像して、雪の帰り道、再び「すごいなぁ」が湧き上がってきました。(聞き過ぎ気をつけます)兼子シェフには8年前、移転したばかりの「ラス」を「料理通信」で取材しています...
2022.02.19 02:47dancyu 日本酒特集2022「天美」日本酒の造り手と売り手と飲み手の情熱、そしてdancyuの日本酒愛がほとばしる2022年3月号(2月発売)の日本酒特集。私は過去に、「新政」「剣菱」「獺祭」などを書いてきましたが、久しぶりの今回は山口県のニューカマー「天美」です。文章の冒頭で書いた、山口のお酒は「みんなちがって、みんないい」と教えてくれた山口県下関市の居酒屋では、縄のれんの前に「天美」の瓶が並んでいました。多くの人に、誕生を祝福されたお酒なのですね。生まれてきたことをこれだけ喜んでもらえるって、すごいこと。生まれておめでとう!と、生まれてくれてありがとう!を書いたつもりです。それにしても、〝dancyuの日本酒特集〟は、日本酒に携わる人たちにとって特別中の特別な1冊なのですね。と、毎年...
2022.02.19 02:17ポンテ・ガストロノミコ「人は、なぜ外食をしたいのか。」YouTube配信2022年、「食」をテーマに、日本橋から3回にわたって発信される立命館大学主催のスペシャルセミナー、ポンテ・ガストロノミコ。2022年1月に行われた第1弾「人は、なぜ外食をしたいのか」にこっそり出てましたが、ご要望が多かったらしく、YouTube配信となりました。コロナ禍は外食をどう変えたのか?元『料理通信』編集長の君島佐和子さんを進行役に、フランスから著述家・翻訳家の関口涼子さん、イタリア事情はスローフードジャパン元副会長の石田雅芳さん、そして日本からは私。それぞれがフランス、イタリア、日本のリアルを持ち寄り、みんなで探ります。
2022.02.08 02:22羽場こうじ店の「急がない」麹と味噌月刊日本橋2月号の連載「食の源をたどれば」は、秋田の羽場こうじ店です。麹屋ってご存知ですか?自家製味噌や、秋田では漬け物などの保存食にも欠かせない麹。それを製造・販売する専門店です。米どころ秋田の、さらに米どころ横手市には、かつて集落に1軒はあったそうです。お豆腐屋みたいですよね。今、自家製味噌を作る家のほうが少ない時代になりましたが、羽場こうじ店では各家庭ごとカスタムメイドのお味噌を作ってあげてます。手軽に試したい人は、既製品の「㐂助みそ」もあります。麹たっぷりで、お出汁が要らないという人もいるほど旨味を感じる味噌。昔ながらの、ちょっとのんびりとした作り方がおいしさを育てています。