2025.02.28 02:26愛とは何か/秋田魁新報すっかりご報告を忘れていましたが、秋田魁新報のエッセイ「遠い風近い風」も継続中です。リレー連載なので、2ヶ月に1回くらいのペースで不定期に順番が回ってきます。私のエッセイは、新聞社に許可を得て、少し後にnoteで全文を掲載しています。古すぎる記事や、忘れてしまった記事はごめんなさい、なのですが。
2025.02.20 03:01「パ・ロワン」高山南美さん/女将のいる場所バレンタインデーに発売された『おとなの週末』。「女将のいる場所」連載史上初めて、1990年代生まれの女将が登場してくれました。高山南美さん。若いけれど頼もしく、頼もしいけど繊細な感性をもって、「パ・ロワン」の灯りになっています。この小さなスタンディング・ワインバーには、だから夜光虫のように大人たちが集まってくる。私もまた、彼女に救われているひとりです。取材の最中も、大事な言葉を普通の呼吸で語る南美さん。「女将のいる場所」は短歌のようにソリッドな世界を目指しているので、書けなかった言葉もあるのですが、ここで一つ私のお気に入りを。「絶対、解決できるはず!」本誌に書いた「どうしたらもっとよくなる? 自分には何ができる?」の直前に語られていたひと言です。私はけ...
2025.02.15 00:32J-WAVE 出演堀田茜さんがナビゲートする、SDGsがテーマのラジオ番組「ENEOS FOR OUR EARTH」に、2月15日(土)と22日(土)の2回連続で出演します(しました)。どちらも14時頃から。1回目の15日は、昨年、連載10周年で終了したdancyuの「東京で十年。」を取り上げてくださいました(涙)。その大トリとなった「ル・ブルギニオン」が愛される理由、続く店に大切なことを堀田さんと語ります。という真面目なテーマですが、私はカミカミ、あわあわです。すみません。ラジコのタイムフリーでどうぞ。https://t.co/xcwM6ngd1h 今週末の22日(土)は、ナガオカケンメイさん率いるD&DEPARTMENT PROJECTの会員誌『d−LONG...
2025.02.13 01:40中国茶とおかゆ 奥泉/僕らの新しいローカリズムDEAN&DELUCA「僕らの新しいローカリズム」北海道の美瑛・東川編の「中国茶とおかゆ 奥泉」がアップされました。「20〜25年くらい前、中国茶がブームになった時がありましたよね?」と奥泉さんがおっしゃって、記憶を辿ると、あったあった!こんな私でも原宿に中国茶を飲みに行って、小さ過ぎる急須にはしゃいだ時期がありました。忘れてしまった私や多くの人と違って、奥泉さんはどんどん深き中国茶の森に入り込んだのだなぁ。中国の山岳地帯まで行ってしまったのだから。深き森の奥に斎藤さんがいてよかった。斎藤さんのおかゆ、未体験ゾーンのテクスチャーに心底びっくりしました。このお茶にはこのおかゆ、ですね。#中国茶とおかゆ奥泉 #奥泉 #東川 #東川町 #僕らの新しい...
2025.02.12 08:37孤高の料理人/クオーコ・ジャポネーゼフリーマガジン『イタリア好き』、イタリア好きなお店に並んでおります。連載の「クオーコ・ジャポネーゼ」は、初のフィクションです。いつもは誰がモデルでもありませんが、今回ばかりは、後半から登場する「孤高の料理人」にはモデルがいます。たぶん、わかる人はすぐわかるかと。尊敬するシェフであり、リストランテでした。物語にあるスタンディングオベーションの渦、その中に私もいたんです。リストランテなのに、まるでライブのような歓喜と高揚、鳥肌が立ちました。野菜のスタンプで押した🍇と可愛らしい文字のメニューは、今でも宝物です。アーティスティックだったシェフのご冥福を、遠い日本からお祈りします。
2025.02.01 06:26下関・川棚温泉の瓦そば/月刊日本橋あの国民的人気ドラマ番組『逃げるは恥だ役に立つ』(TBS)で観てから、気になって仕方がなかった瓦そば。「瓦」と「そば」の唐突感。なぜ瓦?ビジュアルも想像できないうえ、「茶そばでなければならぬ」と主張する理由がわからない。しばらく頭の中にはびこっていたそれは、忘れた頃に現れた。山口県の日本酒蔵へ取材に行った時、蔵人が案内してくれたのだ。今回は、やっと会えた瓦そば。その、明治の西南戦争まで遡るルーツのお話です。