2025.09.08 12:15能登かきは、桜の時季に美味くなる/僕らの新しいローカリズム能登の桜を見たらどんな気持ちになるんだろう?いろいろ複雑かな、と思っていたのですが、ただただ桜は美しく、能登かきはおいしかった。能登の七尾湾は「里山」ならぬ、「里海」です。人が耕し、人と共生する海。いい言葉ですね。あと、これまで私は殻付き派でしたけど、むき牡蠣派になりました。腕のいい職人なら、殻からむいても生きている!DEAN &DELUCA「僕らの新しいローカリズム」アップしました。https://www.deandeluca.co.jp/enjoy-good-food/travelogue/detail/33能登かきの「宮本水産」です。#宮本水産 #villadellapace #能登かき#僕らの新しいローカリズム #deananddelu...
2025.09.01 12:19うちの味/ほしよりこさん新しくなったdancyuの連載「うちの味」では、ほしよりこさんのお話を聞いています。母と娘、衣つけ係、チューリップ(鶏肉のほう)。重なり過ぎる思い出に、書きながら癒されていました。マメイケダさんの絵がまた可愛くてなぜか泣ける。ほしさん、マメさん、ありがとうございました。#dancyu #うちの味 #ほしよりこ #マメイケダ
2025.09.01 12:05福井の焼鳥アナザーワールド/月刊日本橋日本各地を巡っていて、いつも思うのは、人の郷土愛は「日本一」という地位を得て成就するのではないか?ということ。鶏肉に関する日本一はとても多い。でも実のところ、データにならないことのほうがおもしろい。福井へ取材した時、案内人が満を持して感満載で連れて行ってくれたのが焼き鳥店。庶民的な店構えだが、ちょっと変。テーブルの真中に、焼肉店かお好み焼き店のような設えで、ステンレス製のホットプレートがスタンバイしているのだ。「温かいまま食べられるでしょ?」一口が小さくて、みんな10本20本と注文していく。あんなにリラックスした焼鳥の楽しさは日本一!と思ったお話です。
2025.08.18 11:52ヴォーロ・コズィ/女将のいる場所女将のいる場所@おとなの週末。ウェブで全文読めますが、この連載は大森克己さんの写真との融合を、ぜひ紙で味わっていただきたいなぁ。今回は「ヴォーロ・コズィ」の西口安菜子さんです。元バレーボール部、納得。2人の背の高さが素敵ですね。山の頂上から見る景色、私もちょっと見たくなりましたよ。まずは高尾山から?「高尾山なら、帰りに高円寺で打ち上げできるくらいのレベル」と大森さん。その打ち上げしたい!#女将のいる場所 #おとなの週末 #ヴォーロコズィ
2025.08.10 11:57Villa della pace 後編/僕らの新しいローカリズム僕らの新しいローカリズム、「Villa della pace」の後編です。チーム能登、チームpaceの結束力には、何か特別なつながりを感じました。レストランは土地の森羅万象だけでなく、人間の努めも一つになる場所なんですね。#villadellapace #ヴィラデラパーチェ #能登 #七尾市 #ほんたに農園 #中前製塩 #大谷塩#僕らの新しいローカリズム#deananddeluca #ディーンアンドデルーカ
2025.08.02 11:39ルーラルカプリ農場/月刊日本橋連載の33回は、「岡山、母乳に近い山羊乳のフロマージュ」。ルーラルカプリって響きからして楽しいですよね。岡山の意外は、新幹線のぞみで新神戸の次だってこと。そして井川個人の実感では、北海道なみにヨーロッパ的な食材が揃う土地であることです。岡山市の「ルーラルカプリ農場」を訪れたのは、17年ぶり2度目でした。珍しい山羊専門の農場でありチーズ工房で、イタリアのバールのようなカフェも併設されています。なにより農場種の小林真人さんが魅力的。岡山に訪れたなら、ぜひ行ってみてください。
2025.07.12 11:31堀田茜さんの【ENEOS FOR OUR EARTH】 J-WAVE堀田茜さんのJ-WAVE【ENEOS FOR OUR EARTH】 に2週連続で呼んでもらってます。先週は「僕らの新しいローカリズム」より、美瑛・東川のお話。「SSAW BIEI」たかはしよしこさんの初恋ナポリタンや、「東カワウソ」萬田康文さんのマンマなパスタを熱弁しました。聞き逃した方は今ならまだradikoで聞けるはず!📻 radiko.jp/share/?t=20250…そして明日7月12日(土)は、先日ナポリの『ピッツァ職人世界選手権』(カプート杯)で世界一を獲った、「ピッツェリア イル・タンブレッロ」の大坪善久さんについて力いっぱい語ります。こちらリアルタイムでぜひ!14時頃からです。#radiko #foe813 #jwave #堀田茜#...
2025.07.12 11:30Villa della pace/僕らの新しいローカリズムDEAN&DELUCA「僕らの新しいローカリズム」、能登編がスタートしました!レストラン「Villa della pace」から広がる、能登のつくり手たちのつながりです。能登もまた独特の個性を持つ土地でした。半島という、島のような地続きのような地形が生むインディペンデントとリバティ。日本海の厳しさと、内海の穏やかさ。その自然は「豊か」という言葉を超えて、神々しくもありました。というより、きっと神です。だから平田明珠シェフも、自然の恵みを分けてもらうときは、人間の立ち入ってはならない領域というものを守りながら行動していました。謙虚と自制。そして今回の旅で私のキーワードになっていたのが「循環」という言葉です。山と海の循環、人と植物の循環、世代から世...
2025.06.27 12:24品書き文学/本の雑誌はじめて『本の雑誌』に寄稿しました。「メニューを読書する!」という特集の7月号です。「どんな話でもいい、どういう書き方でもいい」という、ひゃっほー!なご依頼。なんて楽しいんだろう。子どもが野に放たれたように、心のナンバーワンの品書きについて書きました。鎌倉「祖餐(そさん)」の品書です。石井さんの文字も、束ねられた存在も、このねこ背を正したくなる文学です。
2025.06.19 13:22忽布古丹醸造/僕らの新しいローカリズム「僕らの新しいローカリズム」美瑛・東川編の最終回は、クラフトビールの「忽布古丹(ほっぷこたん)醸造」です。定番ビールは堂々、地元・上富良野産ホップ100%。でも彼らの最終目標は、ホップに限らず「地元産100%」だそうです。私はそのスペックよりも、造り手の切実な理由に心惹かれました。「日本のものづくりは、海外の原材料に頼らざるを得ない現状です。輸入価格が高騰するなか、自力では成り立たない日本の産業は、一体どうなっていくんだろう?漠然と持っていた恐怖感が、ここ数年の世界情勢によってさらに強くなりました」別の取材で、ある移住者が「家族で食べるお米くらいは、自分たちでつくれますよ」と言っていたことに重なりました。自分たちの暮らす範囲で、自分たちの手でつくる。そ...
2025.06.14 12:21「たむらパン」田村真紀子さん/女将のいる場所連載/女将のいる場所は「たむらパン」の田村真紀子さんです。美術とおいしいものの感度が高い彼女は、見つけることが得意。誰も知らない、うんともすんとも言われない時代は、クリエイターにとって最も深い暗闇です。その時代に見出し、声をかけ、励ますことを審美眼と呼ぶのだと、取材して感じました。